体は食べたものでできている
生命維持に食事は欠かせません。
しかし、毎日の食事中に生命維持のことについて考える人はなかなかいないでしょう。
私たちは普段、何げなく食べたいものを食べて生活していますね。
しかし事実として、私たちの体は摂りいれたものにより作られています。
毎日何をどれだけ食べているかによって、体の脂肪や筋肉量、筋肉の質、肌の状態に差が出てくるのです。
新陳代謝のスムーズさも然り。
新陳代謝を促進させる食べ物を毎日心がけて摂取すれば、半年後、1年後、10年後の自分に差が出てくることでしょう。
健康な体作りにはバランスの良い食事が欠かせない
お肉はダイエットにも健康にも良くない、と敬遠されがちですが、体にとってはお肉は大事。
もしもお肉が不足すると、筋肉を鍛えたくても筋肉を作る材料が体内にないため、発達させることができません。
筋肉が少ないと、冷え性になりやすく、冷え性などで血流が悪くなると新陳代謝が滞ってしまうのです。
健康のためには、バランスの良い食生活が大切なのです。
新陳代謝を促進させる食べ物とは?
食事は毎日必ずすることです。
しかも、健康に直結する活動です。
摂りいれたもので体は作られるので、何をどれだけ食べるかはとても大切なこと。
新陳代謝を上げることを意識した食事を続ければ、どんなサプリメントを飲むよりも手軽に、効果的に健康維持ができますね。
これから、新陳代謝を促進させる食べ物を上げていきます。
体を温める食べ物
体温が低くなると、内臓の働きが低下して血流も滞り、新陳代謝が悪くなってしまいます。
ですから、新陳代謝を上げるためには体を温める食べ物を食べ、体を芯から温めることが大切です。
体を温める食べ物にはこのような食材があります。
根菜
根菜は体を温める効果があります。
根菜には例えば大根、人参、レンコン、ゴボウ、イモ類などがあります。
お鍋や煮物など、火を通して食べましょう。
薬味類
よく薬味として使われるショウガ、にんにく、ネギなどは体を温める働きがあります。
トウガラシも、カプサイシンの働きで代謝を促し、新陳代謝を高めてくれます。
お料理の香り付け、色付けに、上手に使ってみましょう。
体の基礎を作る食べ物
細胞の新陳代謝とは、古い細胞を排泄して新しい細胞を再生すること。
それならば、体内に新しい細胞を作るための材料がなければいけません。
細胞を作る主な材料となるのはタンパク質です。
つまり、お肉ですね。
お肉は豚肉、牛肉、鶏肉何でもよいのですが、脂肪ができるだけ少ないものを選びましょう。
魚であれば、脂肪も良い働きをしてくれるので気にする必要はありません。
1日に必要なたんぱく質の量は、自分の体重の「キロ」を「グラム」にした量です。
つまり、体重が60キロなら、1日に必要なタンパク質の摂取量は60gです。
また、お肌の再生のためには、ビタミンB群やビタミンCが欠かせません。
ビタミンがあってこそ、コラーゲンの生成や粘膜の健康維持が成り立つのです。
ビタミンB群を多く含む食材には、レバーやウナギがあります。
レバーは良質な血液を作り、細胞に酸素を運ぶためにも必要な鉄分が豊富に含まれていますから、週3回程度は食卓にのぼらせたいものです。
ビタミンCを多く含む食材にはフルーツがあります。
キウイやイチゴ、みかん、バナナなど、必ず毎日食べるようにしたいものです。
お水を飲むことを忘れない!
新陳代謝を促進するのに忘れてはならない要素として、お水があります。
体の60%は水分、と言われているように、お水は生命活動に欠かせない要素なのです。
1日のお水の摂取目安量は2リットルと言われています。
これは、食事に含まれる水分も併せて、です。
お水をきちんと飲んでいると、肝臓の毒素が洗い流されて肝臓の働きを高めることができ、代謝をアップさせることができます。
さらに、老廃物を排泄するためのリンパ液が滞りなく流れるようになり、デトックスにも効果的です。
お水には、血をサラサラにする効果もあるため、細胞に必要な酸素や栄養をきちんと届けることもできます。
お水はこのようにして新陳代謝を促進させるのです。
食材の作用を意識しよう
毎日何気なく口にしている食材も、その作用を意識ながら食べることで、健康を促進させることができるようになります。
その食材は新陳代謝を上げるのか、それとも下げるのか意識すると、自然と健康的な食生活を送りたいと思うようにもなるものです。
毎日食べるもので、今後の体が作られていきます。
お肌のホワイトニング剤に惹かれているのなら、まずはタンパク質をきちんと食べ、お水をよく飲み、ビタミンCの摂取を心がけてみるのはどうでしょう?
新陳代謝を促進させる食べ物を食べよう!
毎日十分にお水を飲み、野菜やお肉をバランスよく食べ、根菜や薬味で体を芯から温めるように心がけてみましょう。
根菜に薬味をふったおいしいレシピを増やしてみるのもいいでしょう。
食事は楽しく作り、おいしくいただくのが何より。
こうして楽しく新陳代謝を促せたらいいですね。