空腹感よりも新陳代謝の向上を

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ダイエットしようと思っている人の中で、単純に食べる量を減らせばそれでいいと考える方は少なくないようです。

空腹感を常に覚えるようなダイエットをすれば、痩せられるのではないかというわけです。

しかし食べなければダイエットできるというほど、私たちの体は単純にできていません。

もし体に入ってくるエネルギー量が少なくなれば、無駄なエネルギー商品をしないように心がけます。

その結果、新陳代謝のペースがダウンしてなかなか体脂肪が燃焼しないような状況になりかねません。

新陳代謝をダウンさせ内臓脂肪を増やすことにも

もし食事制限をして空腹感を常に覚えるような状況に自分を追いやると、筋肉細胞を燃焼することでエネルギーを作り出します。

そうなると脂肪を燃やす役割の筋肉を減少させ、脂肪だけが溜まる状態になります。

特に問題なのは生活習慣病の原因ともなりうる内臓脂肪を増やすことになりえます。

結果的に数字として体重は落ちても脂肪がそのままで、隠れ肥満の状態になりかねないのです。

空腹よりも新陳代謝を上げる方法を

このようにやみくもに食事制限したところで、自分の理想の体型を手に入れることはできません。

むしろ新陳代謝を上げることでダイエット効果を手に入れるように心がけることの方が大事です。

では新陳代謝をあげるために私たちが日ごろから気を付けるべきこととして何があるでしょうか?

たんぱく質をできるだけ多く摂取する

新陳代謝を向上させ、カロリーを燃焼しやすくするためにはたんぱく質を摂取することが大事です。

タンパク質は脂肪を燃焼させる筋肉の材料になる栄養分だからです。

タンパク質は肉や魚、乳製品などに多く含まれます。

しかし肉や乳製品の場合、高たんぱくである一方高脂肪な食材も多いです。

ですから高たんぱく・低脂肪の食材をなるべく多く摂取するように心がけることが大事です。

具体的には肉の場合、赤身の脂肪分のあまり含まれていない肉や鶏肉などがおすすめです。

鶏肉に関しては川に脂肪が多く含まれていますから、調理する際には皮をきちんと取ったものを食べるように心がけると良いでしょう。

その他に乳製品でたんぱく質を摂取するのであれば、チーズやカッテージチーズなどがおすすめです。

最近では従来よりも脂肪分をカットした、ローファットのチーズやカッテージチーズも登場しているのでこちらを摂取するのもありです。

さらには卵や豆腐、小腹の空いたときなどはナッツ類を摂取するのもおすすめです。

朝食抜きは良くない

ダイエットしている人の他にも朝仕事などの関係で忙しい人の中には朝食を抜く人も多いです。

しかし新陳代謝を上げる意味では、朝食はしっかり食べるのがおすすめです。

あるデータによると朝食を食べない人は、毎日しっかり食べる人と比較して、肥満になるリスクが4.5倍に跳ね上がることがわかっています。

いかに朝食の持つ役割が大きいかがわかるデータでしょう。

できればオムレツにローファットのチーズをトッピングしたものを食べると十分に朝からたんぱく質を摂取できます。

しかしこのような料理をしている時間がなければ、トーストを焼きその上にピーナッツバターをのせる、もしくはローファットのチーズをのせるなどしましょう。

そして飲み物は牛乳もしくは豆乳を飲めば、限られた時間でも十分たんぱく質を摂取することができます。

朝食が一種の新陳代謝という名のエンジンのスターター役を果たすわけです。

こまめに動くことも重要

パソコン作業中心の仕事で、日中ずっと座りっぱなしという人も多いかもしれません。

実はこの座った状態を続けるのは、新陳代謝を上げる意味ではマイナスと言われています。

あるところが研究した結果によると、4時間以上座ったままの状態でいると脂肪やコレステロールの代謝に関係する酵素がシャットダウン状態になると出ました。

いくら空腹感に耐えてダイエットをしても座りっぱなしでは、肝心の体内にある脂肪が燃やせなくなってしまいます。

ですからできる限りこまめに動くことも大事です。

たとえば休憩のときに立ちあがって近くを歩き回ってみる、フロアの移動をする時にはエレベーターではなく階段移動を利用するといった感じです。

席から離れられないほど忙しいというのであれば、その場でストレッチするだけでもだいぶ違うはずです。

代謝アップに水分補給は重要

健康維持の為のお水
代謝をアップさせるためには、水分も重要な役割を果たします。

水分は代謝をはじめとした体内の化学反応に欠かせないものだからです。

もし上で紹介したことに気を付けていても水分不足の状態であれば、脂肪をうまく燃焼できなくなります。

ですからこまめに水分摂取するように心がけることが大事です。

特にエアコンの効いている室内では思っている以上に空気も乾燥しています。

喉が渇いたなと感じる前に、コップ一杯の水を摂取するように心がけましょう。

代謝を上げて痩せやすい体質に

ダイエットをするために空腹感に絶えないといけないというのは昔の考え方です。

上で見てきたように、新陳代謝を上げるためにどうすればいいかを考えることが大事です。

代謝を上げて、太りにくく痩せやすい体質を獲得して、ダイエットに励みましょう。