新陳代謝の量を出すことは大事

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ダイエットを始めたいと思っている人も多いでしょう。

ダイエットをするにあたって、いきなりやみくもに食事制限をするとか、運動をする人もいますがまずは自分の新陳代謝の量を把握する所から始めるべきです。

どの程度自分はカロリーを消費するのかを理解すれば、例えば食制限をどのように行えばいいのかがわかります。

また新陳代謝の量が少ないと、いくらダイエットをしてもなかなか思ったように体が引き締まりません。

新陳代謝の量の少ない人は、いかにして代謝の力をあげるかを考える必要があります。

新陳代謝の計算方法は簡単

自分の新陳代謝の量を出すといっても、専門家ではないしできないのではないかと思う人もいるでしょう。

しかし最近ではインターネットのサイトを使って、簡単に計算できます。

自分の身長や体重、年齢などを書き入れると自動的に計算してくれるサイトもあるほどです。

このようなサイトを利用すれば、新陳代謝の専門的なことについて知らなくても簡単に計算できるわけです。

いくつかある新陳代謝の計算方法

インターネットのサイトの中で、体の基本的な情報を入力すると新陳代謝量を計算してくれるサイトがあると紹介しました。

どのような方法で計算をしているかですが、いくつか異なる計算方法のアプローチがあります。

その中でも代表的な計算方法について、ここでいくつか紹介しましょう。

厚生労働省の計算方法

日本の厚生労働省で、基礎代謝の計算式を発表しています。

厚生労働省の新陳代謝の量を計算する方法は、基礎代謝基準値×体重で求められます。

基礎代謝基準値という言葉にピンと来ない人も多いでしょう。

基礎代謝基準値とは、2005年度版の食事摂取基準をベースにして算出された値です。

年齢や性別でいくつかグループ分けされていて、標準体重どれだけに対してどの程度の代謝基準値になるかを推定しています。

ちなみに基礎代謝基準値は厚生労働省のホームページに記載されているので、簡単に調べることはできるでしょう。

ハリス・ベネディクトの計算式

ハリス・ベネディクトの計算式も基礎代謝の量を計算するときに用いられる計算方法です。

こちらの計算式は、1日における消費カロリー量は人によって異なります。

そして基礎代謝のエネルギー量を決めるファクターには性別や体重、年齢といった様々な要因が考えられます。

そのファクターをすべて網羅して、新陳代謝の力を数値化したものです。

ハリス・ベネディクトの計算式はやや複雑な計算方法をとっています。

そこで日本人の基礎エネルギー量を算出するために、簡単な計算式が開発されています。

男性の場合、14.1×体重+620・女性は10.8×体重+620という比較的簡単な公式で新陳代謝の量を算出することができます。

国立健康・栄養研究所の計算式

国立健康・栄養研究所と呼ばれるところでも、新陳代謝の量を算出する計算式を発表しています。

こちらの公式ですが、やや複雑な数式になります。

国立健康・栄養研究所の計算式ですが、基礎代謝の量は((0.1238+(0.0481×体重kg)+(0.0234×身長cm)-(0.0138×年齢)-性別))×1000/4.186という計算方法で算出ができます。

ちなみに上の項目で「性別」という項があったはずです。

これは男女で入力する数字に違いがあることを意味しています。

男性の場合0.5473×1を、女性の場合には0.5473×2を入れて算出していきます。

国立スポーツ科学センターの計算式

国立スポーツ科学センターと呼ばれるところでも、基礎代謝の量を算出するための計算式を出しています。

国立スポーツ科学センターでは基礎代謝の量は除脂肪体重×28.5で求められるといいます。

除脂肪体重は文字通り、自分の体重から脂肪の重さを取り除いたものです。

最近では体脂肪率や脂肪量について乗るだけで算出してくれる体重計もいろいろと販売されています。

こちらを利用すれば、比較的簡単に除脂肪体重がわかり、自力で新陳代謝の量を計算できるかもしれません。

水を飲むと代謝量も変わる

1日の必要なお水の量
代謝の計算方法が分かったところで、では代謝量を上げるにはどうすればいいのでしょうか?
手っ取り早くチャレンジできる方法として、水を飲むことが挙げられます。

水を飲めば、水が冷えているため一時的に体温が下がります。

私たちの体には体を一定の状態にとどめようとする働きがあります。

水を飲んで体温が下がると、元の体温に戻そうとします。

この時代謝の働きが活発になるので、代謝量が上がるわけです。

おおよその代謝量を理解しよう

計算方法がどれかによって、新陳代謝の量は変わります。

しかし年齢が増えると基礎代謝は減り、体重が増えると基礎代謝は増えるなど共通している項目もあります。

どの方式でも良いので、自分のおおよその新陳代謝量を知りましょう。

そして水をこまめに飲んで代謝を上げましょう。