汗っかきでも他の理由で汗をかいてしまっている場合があるので、必ずしも新陳代謝が良いとは限りません
汗っかきの人は新陳代謝が良い、と思われがちですが、必ずしもそうとは限りません。汗っかきの人の中には確かに新陳代謝が活発な人もいますが、他の理由で汗をかいてしまっている人もいるのです。
その理由が分かれば、体質を改善して健康を手に入れることができるかもしれません。まずは自分の体質を知ること、また、問題があるなら改善することで本当に新陳代謝を上げることができ、健康を促進することができるのです。
目次
新陳代謝と汗っかきの関係とは
新陳代謝が良いために汗をかく場合、そのメカニズムはこうです。
代謝には基礎代謝と新陳代謝があるのですが、まず筋肉が多いと基礎代謝が上がります。基礎代謝とは身体が消費するエネルギー量のことです。基礎代謝量が増えると熱が発生し、汗をかきます。
体温が上がれば新陳代謝も活発になるため、「汗かき=新陳代謝が良い」というイメージを持っている人が多いのです。
新陳代謝と基礎代謝の違い
基礎代謝というのは、呼吸や体温調節など生命維持のために身体に欠かせないエネルギーを消費することです。運動などで身体を動かさなくても自然に消費されていくエネルギーが当てはまります。
一方、新陳代謝は細胞活動により古い細胞が新しく生まれ変わるときにエネルギーを消費することです。髪の毛や皮膚、爪などの生え変わり、入れ替わりなどのこととされています。
運動不足やストレスなど汗っかきの原因は様々です
新陳代謝が良いと汗をかく、というもの一理ありますが、汗っかきだからと言って必ずしも新陳代謝が良いとは言えません。汗っかきの原因は様々だからです。
汗っかきの原因として考えられるものに、冷え性、運動不足、肥満、ストレス、更年期、その他の病気などが挙げられます。
もしもあなたが汗っかきなら、その原因を突き止めてみましょう。汗っかきの原因が新陳代謝でないのなら、改善を図れるかもしれません。
冷え性が原因の汗っかき
冷え性だと汗をかきにくいイメージがありますが、実際は冷え性が原因で汗をかいてしまうことがあるのです。
冷え性の人は血流が悪く、新陳代謝もよくありません。その結果、体内に水分が滞り、更に体を冷やしてしまうことになります。すると、体は熱を発して温めようとして、余計な水分を汗という形で外に出そうとするのです。
もしも、体の芯が冷えているのにもかかわらず汗をかくなら、それは冷え性が原因なのかもしれません。このようなタイプの汗っかきは、冷え性を改善できれば汗っかきも解消されます。体を芯から温める工夫をしてみると良いでしょう。
運動不足が原因の汗っかき
運動量が少ないと汗をかきにくいイメージがありますね。確かに、運動をすると誰でも汗をかきますから、運動をしない方が全体の発汗量は少ないでしょう。しかし、運動をしなければ汗かきの悩みから解放されるかと言えばそうではないのです。
運動をしないと、体の汗腺が徐々に衰え、体中から汗をかきにくくなります。その結果、身体の熱を放出する必要が生じると、体の一部分から汗をかいて体温を下げようとしてしまうのです。ちょっと動いただけなのに脇の下に汗をびっしょりかいてしまった…、なんてことがたびたび起こると、自分はなんて汗かきなのだろう、と誤解してしまうんですね。
こんな場合には、頻繁に体を動かして体全体の汗腺を鍛えれば、一部分だけに汗をかいてしまうということを減らせます。
エネルギー不足で汗をかいてしまうタイプ
少し体を動かすだけで身体が疲労して汗が出やすくなることがあります。体が弱くてちょっとしたことで体調が崩れる、疲れやすいなどが主な症状です。
そのような症状が出るのは、内臓機能が低下して、エネルギー不足になり疲労物質が溜まっているからです。身体の内側のみならず、外側を覆う皮膚もバリア機能が働かなくなり、毛穴が開いて汗腺から汗が漏れ出やすくなります。
肥満が原因の汗っかき
太っていると汗をかきやすくなることがあります。なぜなら、肥満の場合、体内の脂肪や皮下脂肪が熱を体内に閉じ込めやすいのです。その結果、体が体内の熱を発散させようとして汗をかくのです。
肥満の人が必ずしも汗っかきだとは限りませんが、夏には暑さを感じやすいこと多いようです。このタイプの解決策は、運動をして体内の脂肪を消費してゆくことです。
食べる量を減らそうとするとストレスに感じてしまったり、長続きしなかったり、ということが多くなります。食事内容を見直すことは良いことですが、ムリなダイエットは逆効果。食べた分動いて消費する、ということを心がけましょう。
また、汗をかきたくないから水分を摂らない、というのは間違いです。汗っかきなのに水分を摂らないと、脱水症状になって体を壊してしまいます。水分は十分に補給しつつ、健康な体を手に入れましょう。
ストレスその他が原因の汗っかき
ストレスや緊張は発汗を促します。誰でも緊張すると手のひらに汗をかくものです。これを精神性発汗といい、手のひらだけでなく、人によっては全身の発汗量が増えることがあります。
緊張すること自体は何も悪いことではなく、むしろ緊張することでアドレナリンが大量に分泌され、自分の本来持っている力を発揮させてくれることもあります。
しかし、普段から不安感と闘っていたり、ストレスを抱えたりしているなら話は別です。ストレスは溜めこむと体に害となります。原因となる問題が解決できないか、対策を考えましょう。このタイプの汗っかきは、緊張の場面で一呼吸おくようにしたり、自分なりのリラックス方法を見つけるのがいいでしょう。
ストレス以外にも、更年期で汗かきになることがあります。これはホットフラッシュと呼ばれる症状で、何の前触れもなく汗をかきます。こうした更年期の症状が現われているときには交感神経が高ぶっているため、ぬるめの半身浴や深呼吸などで、心身ともにリラックスできるように工夫しましょう。
何が原因の汗っかきなのか突き止め、体質改善を目指しましょう
汗っかきの原因はいろいろとあり、新陳代謝が活発なために汗をかくこともあれば、新陳代謝が悪いために汗かきになることもあるのです。汗っかきの原因を見きわめるようにしましょう。
代謝が悪いことが原因で汗かきになっているなら、運動や食習慣を見直したり、体を温めたりといった工夫をすることで改善を図ることができるでしょう。注意したい点として、汗かきを改善したいからと言って水分の摂取量を減らしてしまうのは間違っています。水分は十分に補給しつつ、健康を改善していきましょう。
「汗っかき=新陳代謝が良い」とは限らないため、汗をかく量で代謝の良を判断することはできません。自分の体質を知り、健康的な生活習慣を身に付けるようにしていきましょう。
代謝を上げると免疫も上がる
運動や入浴は血流を促し、体温上昇や代謝アップをもたらします。代謝が上がると免疫細胞を作る栄養素を行き渡らせることが必要となります。
そのために血液をキレイにし、代謝がスムーズに行われることが重要です。代謝アップにより熱が生成され、更に免疫力アップにもつながります。
(まとめ)汗っかきは新陳代謝がいい証拠なの?
汗っかきでも他の理由で汗をかいてしまっている場合があるので、必ずしも新陳代謝が良いとは限りません
基礎代謝は呼吸などでエネルギーを消費することです。基礎代謝量が増えると熱が生成されて、体温が上がり汗をかきます。発汗により新しい細胞がどんどん生み出され新陳代謝が盛んになります。そのため汗をたくさんかくと代謝が良いと考えられているのです。
しかし、運動不足やストレス、冷え性なども汗っかきの原因となるため、必ずしも代謝が良いからというわけではありません。汗が多い原因を突き止め、生活習慣を見直して健康体を目指すことが大事です。