新陳代謝を上げるためには体液に近い飲み物を!

自律神経とバランス
新陳代謝は体内の古い細胞を新しくするときに使われるエネルギーのことです。

新陳代謝が活発化すると、肌細胞の古い角質が剥がれて生まれ変わるので、美肌効果が期待できます。

さらに、細胞活動が活性化して内臓機能が高まり、熱が作られるので体が温まるため冷え性緩和にもつながるのです。

新陳代謝は年齢(加齢)と共に自然と下がっていきます。

新陳代謝を活発化するには、栄養のある食事や適度な運動を生活に取り入れることが大事です。

新陳代謝を上げるためにはお水が必要不可欠です

私たちの体内では常に新しい細胞が生まれ、古い細胞が排泄されています。

これが細胞の新陳代謝。

新陳代謝がスムーズに行われるためにはサラサラの血液が必要であり、血液をサラサラに保つためには十分な水分量が必要です。

さらに、古くなった細胞はリンパ管を通って排泄されるのですが、リンパ管の流れを良好に保つためにも水分が必要なのです。

新陳代謝を上げると得られる効果

新陳代謝が上がると基礎代謝量も増えて、熱が生成され体温が上昇して体が温められるので冷え性緩和につながります。

さらに、古い細胞が剥がれ、新しい細胞へと変わっていくため肌細胞の生まれ変わりや髪の生え変わりのサイクルが整うのです。そのため、美肌美髪作にも効果的だと言えます。

また、体が温まることで血流が促されるため、疲労物質もうまく排出されるようになります。筋肉もほぐされるので首や肩のコリ、眼精疲労も改善されるでしょう。

新陳代謝を上げるためには、体内の水分量を適切に保っていることが大切です。

成人の場合、体重の6割は水分ですが、体内から水分が2%少なくなると人は喉の渇きを感じます。

2%というと大したことないように思えるかもしれませんが、人間は水分が2%不足しただけでも運動能力が低下し思考力も鈍くなり、体に支障をきたしてしまうのです。

水分は、喉の渇きを感じる前にこまめに摂取することが大切です。

しかし、水分といっても吸収率に差があるため、効率よく水分補給をしたいなら、吸収率の高い飲み物について知っている必要があるでしょう。

それでは、吸収率の高い飲み物と低い飲み物について詳しく見てきましょうお話します。

体への吸収率の高い飲み物と、吸収率を下げてしまう飲み物があります

吸収率の高い飲み物は?

水分補給をするときに体への吸収率を考えるなら、先ほども触れたように体液に近い飲み物を摂取することがポイントになります。

体液に近い飲み物とは、水100ccに対してナトリウムが40~80mg含まれていることです。

さらに、糖分もある程度含まれていると理想的です。多くのスポーツドリンクがこれに当てはまります。

しかし、現代人の食生活は味が濃い傾向にあるため、1日に必要な塩分と糖分は食事で十分に補えていることがほとんどです。

その場合、水分補給はわざわざナトリウムや糖分を足さなくても十分でしょう。

お水にナトリウムや糖分を足した方が良いのは、真夏に大汗をかいたときやスポーツをしたときなど、一度に水分が奪われた場合などです。

吸収率を下げてしまう飲み物は?

コーヒーや紅茶、緑茶などのお茶類は、利尿作用があるために多少の注意が必要です。

もちろん、こうした飲料にもそれなりのメリットがあります。例えば抗がん作用、抗酸化作用、殺菌作用などです。

ですからこうした飲み物を控えた方が良いというわけではないのですが、飲み過ぎは禁物です。

利尿作用のある飲み物、しかも濃いものを飲み過ぎると、体内の水分がどんどん排泄されてしまい、慢性的な水分不足になってしまうこともあります。

コーヒーやお茶は1日2杯程度におさえ、こうした飲み物を飲んだなら必ず同量のお水も飲むようにして、体内の水分を保つようにすると良いでしょう。

普段の飲み物でおすすめの飲料

冷たいお水は胃腸に負荷がかかるので、温かい白湯がおすすめです。しっかりと体内に吸収され、内側から体を温めてくれます。

また、代謝を上げる飲み物としてレモン水も適しています。レモンには美容や健康に良いとされるビタミンCが豊富です。さらに新陳代謝を活発にするクエン酸なども含まれているからです。

また、炭酸には疲労回復や消化機能の活性化、食前に飲めば満腹感を味わいやすく、食べ過ぎを防ぐ効果などが期待できます。

肥満の可能性があるので、糖分が入っていない炭酸水を選びましょう。

さらに代謝を上げたいなら血流を促す食材や食べ物にも注目しましょう

さらに新陳代謝を上げたいなら

新陳代謝を上げたいなら、体内に吸収されやすい水分を摂取すると良い、ということについて考えてきましたが、さらに新陳代謝を上げたいなら、お水を飲むときに血流を促してくれる成分を足してみるのも良いでしょう。

例えば、生姜は体を温めて血流を促す作用があります。生姜をスライスしてマグカップに入れ、熱湯を注いで飲みましょう。

また、プアール茶はカフェインが含まれておらず、そのうえ新陳代謝を促進させる作用があります。こうしたノンカフェインのお茶は、水分補給に大いに活用すると良いでしょう。

さらに、食事中に摂取する水分にも注目してみましょう。お味噌汁は発酵食品であり、消化や血流を促す効果があり、新陳代謝とも関わりがあります。

高血圧の場合には塩分に注意しなければなりませんが、健康であるなら1日1杯はお味噌汁を飲むと良いでしょう。

新陳代謝アップに効果的な食材

野菜類では抗酸化作用のあるトマトは血管を丈夫にし、血流アップに効果的です。消化機能を高めるアリシンや硫化アリルを含む玉ねぎやニンニクは、体を温めてくれます。

果物類では、体内で熱を作り出し体温を上げるリモネンを含有するグレープフルーツも良いでしょう。抗酸化作用のあるプロシアニジンを含むりんごもおすすめです。

また代謝を促すビタミンンB1を多く含む豚肉や血流を促すナットウキナーゼを含む納豆などの食べ物も取り入れると良いです。

他にも、エネルギー代謝を助けるホルモン分泌を促すカプサイシンを含んだ唐辛子などのスパイスも、新陳代謝アップには欠かせない食材になります。

新陳代謝にお水が不可欠

慢性的な水分不足は新陳代謝を滞らせ、内臓の機能を低下させてしまうという危険が潜んでいます。

健康のためには十分な水分補給が基本です。理想的な1日の水分摂取量は2リットルと言われています。

しかし、活動量や住んでいる気候によって体から奪われる水分量はまちまちであるため、状況に合わせた水分補給をする必要があります。

汗のかき具合や空気の乾燥度に合わせ、必要な水分量を摂取しましょう。

ダイエット効果を期待するのであれば、基礎代謝を上げることも大切です

水分と新陳代謝の関係
ダイエット効果を期待するならば、基礎代謝アップも重要なカギとなります。基礎代謝アップには適度な運動や筋トレが必要となってきます。

新陳代謝と基礎代謝の違い

新陳代謝は古い細胞が新しく生まれ変わる際に使うエネルギーのことです。例えば肌のターンオーバーや髪の生え変わりなどが当てはまります。

一方で基礎代謝は、呼吸や体温調節など生きていくために必要な活動で消費されるエネルギーという意味です。

基礎代謝が上がると運動しなくても、自然とエネルギー消費量が増えるのでダイエット効果を高めると考えられています。

逆に、基礎代謝が低下すると、エネルギーが消費しきれず脂肪となって体に蓄積するため、肥満につながるでしょう。

体内で最もエネルギー消費が大きいのが筋肉です。筋肉量を増やすことは基礎代謝アップをもたらします。

基礎代謝を上げるには筋トレや有酸素運動などが必要です

筋肉量は加齢と共に自然に減ってしまいます。筋肉量の減少は基礎代謝の低下につながるので有酸素運動や筋トレを取り入れることが基礎代謝アップには必要不可欠となります。

特に筋肉は下半身に多いので、下半身を鍛える方法で筋トレを進めていきましょう。

有酸素運動は脂肪燃焼を促し、脂肪をエネルギーとして変換し消費してくれるのでダイエットには良い効果をもたらすとされています。

(まとめ)新陳代謝を上げる飲み物とは?

新陳代謝を上げるためには、体内に吸収されやすい飲み物を飲みましょう

新陳代謝を上げる飲み物としてはお水が最適だと言えるでしょう。人体の6割、血液のほとんどは水分でできています。

水分を摂ることで血流が促され、栄養素が行き渡ることで細胞活動が活発化し、新陳代謝が進みやすくなるからです。

コーヒーやお茶などは水分を排出する成分を含むので、水分補給には適さないと言えます。

また代謝を上げるには、トマトや豚肉などの体温上昇や血流アップに効果的な食材を取り入れることも大事です。

さらにダイエットを目指すなら有酸素運動や筋トレなども行い、基礎代謝を上げていきましょう。