健康を維持するには一日あたり1.5リットルの水分補給を目標にしましょう
毎日健康的に過ごすためには、一日あたり1.5リットルの水分補給が理想的と言われています。
この量はふつうに生活しているだけでも必要な量で、食事などからとる分に加えて水として飲む量です。
しかし一度に飲むのではなくコップ1杯の水をこまめに飲むことが大切で、少しずつ何度も飲んだ方が吸収しやすくなります。
吸収がうまくいくと体に必要な水分がきちんと補われるため、体のあらゆる働きに健康的な効果が期待できるのです。
こまめな水分補給で脱水症状を起こさない事が健康に繋がるでしょう
体が渇いて脱水症状などを引き起こさないようにいつも水分バランスがとれた状態にするには、こまめに水を飲むことが大切です。
だからといって一気に大量の水を飲んでは逆効果なので、日常生活の中ではコップ1杯の水を一日6～8回程度飲みましょう。
合計して1.5リットルになることが理想で、大幅に多くても少なくてもトラブルの危険があります。
そして飲む水は安全で体への負担が少ない物を選びましょう。
水の健康に関わる3つの効果
いつも必要な水分量が体内で保たれていると、健康状態の維持・改善が期待できます。
それに水分で潤った体は粘膜からの細菌の侵入を防ぐなど、風邪や体調不良の防止にも役立つうえに、肌がきれいになるなど美容面での効果も。
それでは、水を適度に飲むことの健康に関わるさまざまな効果について解説します。
ダイエット
水をこまめに飲んでいつも潤った体にすると、基礎代謝がアップしカロリー消費の役に立ちます。
今までと変わらない量の食事をしているけれど太ってきた、という場合は代謝がダウンしている可能性があるからです。
きちんと水を飲む習慣が身についてくると脂肪を燃焼しやすい体に変わっていくことも期待できます。
それから食事の前や食事中に水やお茶で水分をとることは満腹感を得られやすくするので、食べ過ぎを防ぎダイエット中のサポートに。
また喉の渇きを空腹感と勘違いするためについたくさん間食してしまう場合もあり、空腹感を覚えたらまず水を飲んでみると意外と空腹感が治まることがあります。
肝臓や胃の働きなどを補助
肝臓は血液の毒素を解毒する働きをもつ重要な器官で、肝臓の働きを高めるためには水をたっぷり飲むことが大切です。
一日に目標の1.5～2リットルの水を飲むと肝臓にたまった毒素排出に役立ち、機能回復の助けになります。
たとえば、お酒を飲んだあとコップ1杯の水を飲んでおくと解毒作用を助けることに。
また、水を飲むことは胃の働きの助けにもなるので、もし胃もたれがある時には水を飲んでみましょう。
過剰に分泌された胃液を薄め、胃もたれをやわらげてくれます。
ちなみに軽度の膀胱炎の場合、たくさんの水をこまめに飲むことで細菌を体外へ排出し治そうとする働きをサポートします。
尿は膀胱へ貯められ排出されますが、体が水不足になっていると尿が濃くなり細菌も入り込みやすくなるので、膀胱炎防止にも水を飲むことは大切です。
老廃物の排泄
便を体外へ排出するためには適度な水分がなくてはならず、必要な水分がない場合便が硬くなり排出しづらくなってしまいます。
すると大腸の中に不要なものがたまり便秘を招き、さらに肌荒れや体調不良が起きることも。
しかし毎日適度に水を飲んでいると大腸の中でも結腸の部分からきちんと水分が吸収されるため老廃物の排泄に必要な水分が保たれます。
その結果、腸の動きも活発になり毎日のお通じがスムーズになるのです。
いらないものをスムーズに排出できれば、体の代謝はよくなり細胞の生まれ変わりも活発になります。
すると、例えば肌のターンオーバーも活性化するのでいつも美しい肌でいられることに。
新しい細胞へどんどん生まれ変わることで、体を動かしやすくなるため顔色が良くなって元気で活発に毎日を過ごせることも期待できます。
そして元気な体になれば免疫機能もアップするので風邪や病気になりにくい体に。
特に汗をあまりかかず風邪をひきやすい寒い季節には、積極的に水分をとって老廃物を体の外へ出せるようにしましょう。
水分不足から体調不良を招くメカニズム
水を飲んだり食事からとったりした水分は、大腸から吸収され体内のあらゆる活動に使われます。
しかしとりこまれた水分が少ないと、便から吸収して使われるため便が硬くなり便秘になりやすい結果に。
するとすぐに排泄されずたまった便は腸内に長くとどまり腐っていき、毒素を出すようになります。
その毒素は腸壁から吸収されて血液に混ざって体内を循環してしまうので、体臭や口臭として外に現れるのです。
それだけでなく毒素は体を巡るため、頭痛や吐き気といった症状を引き起こすこともあります。
適度に水を飲んで健康に
水分不足になることなく、適度な水分が体内にあれば健康にうれしい効果がたくさんあります。
もしより吸収効率の良い水を選びたいのなら、吸収をさまたげる不純物がほぼすべて除去された純水が理想的です。
毎日こまめに水を飲む習慣をつけて、いつでも潤った体にしておきましょう。