飲んだ水は健康に影響を与える

飲んだお水が体に与える影響
人の体があらゆる活動をするために水が必要で、日々使われては体の外へ排出されています。

大人の場合、体の約65%が水分ということは、毎日飲む水によって大半が構成されていることになり、これだけ多くを占めているので毎日の健康維持には飲んだ水が影響を与えると言えるのです。

また、健康への影響を考えるのなら摂取する水分の質や飲み方にも目を向ける必要があり、安全で吸収しやすく負担の少ないものを選びこまめに飲むのがポイントです。

上手な補給の仕方

体が渇いて脱水症状などを引き起こさないようにいつも水分バランスがとれた状態にするには、こまめに水を飲むことが大切です。

だからといって一気に大量の水を飲んでは逆効果なので、日常生活の中ではコップ1杯の水を一日6~8回程度飲みましょう。

合計して1.5リットルになることが理想で、大幅に多くても少なくてもトラブルの危険があります。

そして飲む水は安全で体への負担が少ない物を選びましょう。

日本の水質汚染

水道の蛇口をひねればいつでも、飲めるほどきれいな水が出てくる日本。

生まれたときから何気なく使っているとそれが当たり前になりますが、実はそこまで安心して使える水道水が供給されるのは日本だけです。

外国では飲み水はお店で買うもの、水が貴重なので他の飲み物で代用している場合もあります。

しかし豊かできれいだった日本の水も、家庭排水や工業廃水、産業廃棄物などの影響により水質汚染の危険にさらされているのです。

最近ではミネラルウォーターを積極的に購入する人が増えており、水質汚染を心配しているに人は多くなっています。

では、健康のために安心して飲める水とは何かを解説します。

天然水の安全性

水道水もろ過や殺菌などあらゆる方法できれいな状態にされていますが、それだけでは取りきれない成分があり、水道管の老朽化によって流れる時に汚れてしまう心配もあります。

一方天然水は水道管を通らず、工場でろ過や殺菌が行われたあとボトルにつめられ出荷になるので、安全性は高いのです。

さらに、天然水はそのままでも飲めるほどきれいな原水を工場でていねいに何度もろ過し、不純物を取り除いた上で届けられるので大人から子どもまで安心して飲むことができます。

また天然水の中でも純水は全く不純物を含まないため、年齢を問わず赤ちゃんでも飲める安全な水なのです。

体への負担

赤ちゃんは消化機能がまだ未熟で、ミネラル分が入った水を飲むとお腹をこわしてしまいます。

そのため、赤ちゃんのミルクに使う時は純水を選ぶことが推奨されており、純水とは不純物をほぼすべて取り除いた水のことです。

ここでいう不純物の中にはミネラルも含まれており、天然水やミネラルウォーターの多くに量の差はありますが含有されています。

例えば欧州の水を利用して作られた天然水は、硬水でミネラル分を非常に多く含み、日本の水で作られた天然水は軟水で、硬水ほどではありませんがミネラル分が含まれているのです。

しかし硬水は危険なものではなく、ミネラル分の補給や便秘改善、美容に役立つというメリットもあります。

とはいってもそれは健康な大人の場合で、体に合わなかったり、また子どもや高齢の人の場合は体への負担が大きすぎたりする心配があるのです。

特に腎臓の病気をわずらい大学病院などで医師の治療を受けている人にとっては、天然水に含まれる少しのミネラルでも危険で、安心して飲むには純水を選ぶべきと言えます。

いつでも飲めること

純水が体に優しいとはいっても、いつでもすぐに飲めなくては意味がありません。

スーパーマーケットなどでまとめ買いしておいても、そのストックが切れることはあり、それに実は店頭で販売されている天然水はミネラルが入っているものがほとんどで家族みんなで飲める量の純水を探すには苦労する場合も。

家族のだれもがこまめに水分補給できるようにするには、自宅にウォーターサーバーを設置すると便利です。

食事や休憩の時にもサーバーで用意されたお湯ですぐいれることができるので、お湯を沸かす手間が省けるメリットもあります。

ミネラルはお腹をゆるくする

ミネラルが体に与える影響
店頭やネットショップなどで販売されている天然水の多くに含まれるミネラルは、お腹をゆるくする作用があります。

これはミネラルの中でもマグネシウムが多いと起こりやすい症状で、消化機能が未熟であったり弱っていたりすると下痢などを引き起こす要因に。

マグネシウムは体に吸収されにくく、腸管内にとどまると大腸の水分吸収の働きを邪魔することになり、その結果下痢になってしまうのです。

また、マグネシウムイオンも十二指腸を刺激し水分の分泌が盛んになるために下痢をしやすくなります。

毎日飲む水は負担の少ない安全なものを選ぼう

健康に影響を与える水は安全で安心して使える天然水を選び、家族みんなでこまめに水分補給をしましょう。

そして水を選ぶときには体に負担をかけない、ミネラル分の入っていない純水にすると赤ちゃんからお年寄りまで誰でも毎日飲めて便利です。