厚生労働省では「健康のためにお水を飲もう」推進運動を行っています。
健康維持のためにお水を飲み、脳梗塞や熱中症などの事故から私たち人間の命を守ろうという目的のもと行われているのが、厚生労働省による「健康のためにお水を飲もう」推進運動です。
この推進委員会は2007年に10人の発起人によって立ち上げられ、様々な活動が行われています。
厚生労働省は後援として参加し、委員会にはさまざまな団体が名を連ねます。
健康の維持、そして事故の予防のため、水を飲む習慣を定着させるための各種活動を行っています。
正しく効果的な水分補給の習慣を広げるために
児童や生徒など、若い年代の子供たちを中心として熱中症による死亡事故が後を絶ちません。
中高年では珍しくない心筋梗塞や脳梗塞なども、水分の摂取量不足で引き起こされているケースが多いのです。
このような現状を改善するために、こまめな水分補給が推奨されています。
脱水が原因での事故や健康障害を予防するため就寝前起床後、運動中、入浴前後の水分補給が必要と言うことです。
厚生労働省が推進する水分摂取方法を知ろう
お水を飲むことは私たちが命をつなぐために必要不可欠な行為ですが、その正しい補給方法となると、案外知らない人が多いものです。
毎日のことであるだけに、間違った知識を持つのは怖いことです。
推奨される水分補給のポイントについて、ご紹介しましょう。
厚生労働省が推進する水分摂取量は?
厚生労働省が推進する水分摂取量は、平均で1日当たり2.5リットルです。
成人の男性の場合、体の約60%は水分からできていると言われています。
体重60kgであれば水分は約36kgにもなるということです。
赤ちゃんであれば実に体の約76%が水分です。
いかに人間の体の多くが水分でできているかということがわかりますが、その水分は、特にスポーツなどをしなくても1日で約2.5リットルも、自動的に失われていきます。
うち食事からは約1.0リットル、体内で作られる水は0.3リットルとされています。
つまり、少なくとも2.5リットルを意識的に体外から補給しなければならないのです。
ここまでの量を補給できていない人も多いのではないでしょうか。
プラス2杯の水で水分補給の習慣を改善する
汗をかけば体内の水分はその分失われます。
それは、スポーツやたくさん体を動かしたときだけでなく、実は入浴中や就寝中も同様で、大量の汗をかいているのです。
このことから「健康のためにお水を飲もう」推進運動では、入浴後そして起床後の水分補給を特に推奨しています。
これらのタイミングでは水分は特に不足しがちになっています。
睡眠中に汗をかくと、血液が濃くなり、血管がつまりやすくなります。
また、血栓ができやすくなります。
こまめな水分の摂取は1日の中で常に気を付けたいことですが、特に「めざめの1杯」そして「おやすみ前の1杯」、このコップ2杯分のお水を飲む習慣が、脳梗塞や心筋梗塞、脱水などになるリスクを下げると考えられています。
決して、大量のお水を一気に飲むことは進めていません。
また、アルコールやカフェインを多く含む飲料には利尿作用があります。
ビールを10杯飲むと、尿によって実に11杯分の水分が排出されてしまうそうです。
そのため、水分補給ではあくまでお水を中心に考えることが大切です。
水分摂取量の不足が重大なリスクを呼ぶ
摂取している水分の量が不足すれば、重大な事故、そして健康被害などを引き起こす可能性が高くなります。
体の水分が5%失われると、熱中症や脱水症状などが現れ始めます。
10%失われると、筋肉のけいれんや循環不全などが起こります。
そして、20%の水分が失われると、人は死に至ってしまうということです。
この数字を聞いてもピンとこないかもしれませんが、最近中高年では珍しくない心筋梗塞・脳梗塞などはこの水分摂取量の不足で血液がドロドロになった結果引き起こされているケースが多いのです。
厚生労働省ではこの現状を深刻に捉えています。
また、「のどが渇いたな」と感じてから水を飲むのでは遅いということです。
喉が渇いた時点で脱水は既に始まっています。
したがって、のどの渇きを感じる前に、水分を摂取する習慣を身につけることが必要なのです。
こまめに水分補給をする習慣をつけるには、ウォーターサーバーが役立ちます。
買いに行くのが面倒だったり、水道水の味が苦手だったりで水を飲むことをやめてしまう場合がありますが、定期的にボトルを届けてくれるウォーターサーバーを利用すれば、いつでもおいしいお水を飲むことができます。
水分補給に関する間違った知識をなくす
水分補給の方法が私たちの命を左右します。
また、猛暑日が増えていることもあり、熱中症で病院に搬送されたり、死亡したりする例が増加傾向にあります。
このことから、健康のためお水を飲もう推進運動では、水分摂取に関する正しい健康情報の提供をすすめています。
運動中にお水を飲んではいけない、などはかつての誤った水分補給に関する知識のひとつです。
また、水道水など、私たちの毎日に身近にあるお水の大切さについて改めて認識する機会を与えるための試みも行っています。
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こまめな水分摂取の習慣を
赤ちゃんから高齢者まで健康な状態であるために、1日に必要な量の水分を適切なタイミングで摂取しなければなりません。
厚生労働省が推進する水分摂取について知り、ウォーターサーバーなどを利用して運動や入浴の前後、そして寝る前と起きた後にコップ1杯のお水を飲む習慣をぜひつけましょう。