【保存版】産後は水分不足になりやすい？水分摂取のポイントは

母乳育児や生活の変化で、産後は水分不足になりやすいといわれています

妊婦さんは妊娠中、水分不足になりやすいのでしっかり水分補給をすることが大事、と言われています。それは出産後も同じです。

出産後も水分不足になりやすく、水分が不足すると便秘や血行不良などを引き起こすとともに、母乳が出にくくなり赤ちゃんに十分な母乳を与えることができなくなってしまいます。

水分補給は妊娠中だけではなく、出産後も重要です。こまめな水分補給をするようにしましょう。

出産後は母乳を与える母親も多いでしょう。母乳は母体内の水分から作られているため、赤ちゃんに母乳をあげていればその分母体の水分は失われていきます。

また、出産後は育児に追われる生活になり、今までとは生活環境が変わります。慣れない育児に追われて水分を摂ることを忘れてしまうことも、水分不足になってしまう理由の一つです。

妊婦さんは出産後水分不足になりやすいものです。水分不足になると母乳も出なくなってしまいますし、便秘や血行不良など体調不良につながります。

育児をしっかり行うためにも体調不良にはなっていられません。出産後の水分不足になる原因を把握するとともに、水分不足にならない対策をお伝えします。

妊婦さんは出産後に水分不足になりやすいと言われています。その理由の一つが母乳です。母乳の水分は約90％と言われ、母乳のほとんどが水分です。そのため、母乳で育てている母親の体内からは、水分が失われていきます。

赤ちゃんが成長するにつれ、母乳の量も増えてさらに水分も失われていきます。そのため、出産後は水分不足になりやすいのです。

赤ちゃんはどれくらいの母乳が必要かというと、授乳中、赤ちゃんが順調に成長するためには、1日に目安として体重1kgあたり150mlです。5kgの赤ちゃんであれば、約750mlの母乳が必要となります。

母乳だけで考えても、母親の体の水分は大変な量が失われていくのです。赤ちゃんのための母乳にはそれだけの水分が必要ということです。

水分不足のままでいれば、母乳は作られず、赤ちゃんにあげることもできなくなります。母乳で健康な赤ちゃんを育てるためにも出産後も水分補給はしっかりすることです。

妊婦さんが出産後に水分不足をすると母乳が出なくなる、ということのほか、さまざまな弊害が出てきます。その一つが便秘になりやすくなることです。

便秘の大きな原因は水分不足ですが、生活習慣の変化も便秘の原因になります。出産後は授乳やおむつの交換などの育児にくわえ、家事をしなければなりません。

授乳期は夜も授乳をすることになったり、夜泣きがあったりして、睡眠不足になります。睡眠不足は自律神経のバランスを乱し、腸の機能を低下させるため、便秘の原因となります。

忙しい時間を過ごしていると、こまめに水分を補給するどころか、食事もままならず、水分が不足してしまいます。便秘を解消するためにも、出産後は水分補給をきちんとすることが大事です。

授乳中は自分の体のことだけではなく、赤ちゃんの体のことも考えなければなりません。妊婦さんのときにはお腹の中にいる赤ちゃんに悪影響がないよう、水分の種類にも気を遣うものですが、出産後も同じように配慮が必要です。

それは、母親が飲んだものは母乳を通して赤ちゃんに送られるからです。そのため、摂取する水分にも注意が必要です。出産後も妊娠中と同様、ノンカフェインの飲み物で水分補給をするのが望ましいです。

ミネラル豊富な麦茶や血行をよくするたんぽぽ茶、ノンカフェインで栄養豊富なルイボスティーなどもおすすめです。カフェインを含む飲み物はカフェインが母乳を通して赤ちゃんに伝わり、赤ちゃんに悪い影響を与えてしまうので控えた方がいいでしょう。

出産後は水分補給をすることが大事なのですが、血行が悪くなるような水分の摂り方はしないようにしましょう。血行が悪くなると母乳の出も悪くなり、便秘もしやすくなります。

体を冷やさないためにも、冷たい物ばかり飲んだり、過剰に摂取したりしすぎないことも大事です。水分を過剰に摂りすぎると、おっぱいが張ってしまうこともありますので、水分量をコントロールすることも必要です。

フルーツなどで水分補給をする際も、食べ過ぎると体を冷やしてしまうので注意しましょう。

出産後は母乳をあげるため水分が不足しやすくなります。生活習慣の変化などによっても水分が思うように摂れないこともあるでしょう。

水分不足をすると母乳の出も悪くなり、便秘もしやすくなりますので、水分補給はとても重要です。体を冷やさない白湯やノンカフェインの飲み物で水分補給をしましょう。