赤ちゃんに与えるお水の温度
大人は冷たいビールや氷を入れたドリンクなどを飲んでも、急に病気になることはありませんが、赤ちゃんにキンキンに冷えたお水を飲ませるのはNGです。
大人であっても、冷たいものばかり飲んでいると体を冷やし、病気になりやすくなります。
赤ちゃんにも冷たいものばかり与えては、体を壊してしまいます。
赤ちゃんにお水を与える場合は、常温のお水をあげるようにしましょう。
赤ちゃんに冷たいお水をあげるとどうなる?
赤ちゃんに冷たいお水をあげると、胃腸に刺激を与えて下痢をしてしまいます。
嘔吐をすることもあり、水分不足につながってしまうことも。
また、冷たい飲み物ばかり与えていると、体が冷えてしまい熱の生産が追い付かず、低体温になってしまうことがあります。
低体温になると、免疫力が低下し病気にかかりやすくなるので注意が必要です。
赤ちゃんに飲ませるミルクやお水は常温のものを
大人でも冷たい飲み物ばかりを摂っていると、血行不良や下痢などを起こします。
消化器官が未発達な赤ちゃんであればなおのこと。
冷たいお水ばかり飲ませていると、下痢などを引き起こすほか、低体温になって体調を崩しやすくなります。
赤ちゃんにあげるお水の温度について、また常温の飲みものの与え方などについて紹介しましょう。
赤ちゃんに飲ませてもいいお水の温度
赤ちゃんに飲ませるお水は常温がいいと言われています。
常温とは冷蔵庫に入っていないもの、触って冷たいと感じないもので、10~15℃程度の温度のものであれば、体調を崩す心配はないでしょう。
しかし、夏場などは冷たいお水を欲しがる赤ちゃんもいます。
その場合は、キンキンに冷えたお水でなければあげても大丈夫です。
ただし、下痢になったりした場合は、すぐに冷たいお水を飲ませるのはやめましょう。
また、下痢の原因が冷たいからではなく、お水が原因の場合もあります。
お水に不純物が入っていたり、ミネラル成分が多く含まれていたりすると、下痢を引き起こすこともあります。
不純物が取り除かれていて、ミネラル成分が含まれていない純水(ピュアウォーター)なら、安心して飲ませることができるでしょう。
赤ちゃんのミルクの温度
赤ちゃんに与えるミルクの温度は40℃です。
最初は70℃以上のお湯で調乳し、人肌と言われる40℃程度まで冷まします。
70℃のお湯で調乳するのは、ミルクに含まれている、エンテロバクター・サカザキという菌を殺菌するためです。
あまり温度が高すぎると今度はミルクに含まれている栄養素が壊れてしまうので、注意が必要です。
自宅であれば70℃のミルクを、氷水にひたしたり、流水にあてたりすることで冷ますことができますが、外出先ではそれができません。
そこでオススメなのが、熱湯の入ったものと湯冷ましの白湯を持参することです。
最初に熱湯でミルクを溶かし、溶けたら適量の湯冷ましのお水を入れます。
この方法であれば、赤ちゃんを待たせずにすぐにミルクを与えることが可能です。
さまざまな場面で便利なウォーターサーバー
赤ちゃんのミルクを作る際には、出来る限り安全なお水を使用したいと考えるお母さんは多いでしょう。
そこで便利なのがウォーターサーバーです。
ウォーターサーバーならば、常に清潔で安全なご家庭にお水をストックすることができますし、それを宅配してもらうことも可能。
お水を選ぶ基準としては、赤ちゃんにとって有毒になる可能性があるミネラルを排除した純水(ピュアウォーター)がベターです。
冷たいお水で低体温に
夏の暑い時期、またはお風呂上りなどは赤ちゃんにも冷たいお水を飲ませてあげたくなる気持ちは分かります。
しかし、先ほど飲めたように、冷たいお水ばかり飲ませていると、赤ちゃんも体調不良になってしまうのです。
下痢などはすぐに分かる症状なので、注意をすることができますが、分かりにくいのが低体温です。
赤ちゃんの平熱は高くて37.5度ですが、36度以下が続くと低体温の可能性があると考えられます。
しかし、低体温は気づきにくいため、そのまま冷たいお水などを飲ませていると、体調不良につながります。
手足が冷たい、唇が白い、授乳ペースが落ちてきた、などといった症状が出た場合には要注意です。
赤ちゃんの中には低体温でも元気な場合がありますが、それに惑わされず体の変化を敏感に感じ取ることが大切です。
赤ちゃんに飲ませるお水の温度の重要性
赤ちゃんに飲ませるお水の温度は基本的には常温が望ましいです。
冷蔵庫などに入っているものは、すぐに飲ませるのではなく、少し置いてから飲ませるようにしましょう。
ただし、夏場など暑い時期は、キンキンに冷えた水でなければ、飲ませても大丈夫です。
しかし、続けて飲ませたりせずに、体調を見ながら与えることが大切です。
冷たいお水ばかり飲ませていると下痢を引き起こすことがあります。
さらに低体温になってしまうことも考えられます。
低体温は気づきにくい症状なので、赤ちゃんの体の変化をしっかりと確認しながらお水を飲ませるようにしましょう。
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