「おいしい」「安全」「健康に良い」の3つが主にミネラルウォーターを飲む理由
ペットボトルやウォーターサーバーが普及し、お水を買うことが一般的になった近代。
なぜ水道水ではなくミネラルウォーターを飲むのかというと、味と安全性、そして体に関する効果を期待してという理由が最も多いようです。
特にミネラルウォーターに含まれているミネラル成分は、体を構成するために必要な五代栄養素のひとつ。
現代人に不足しがちなミネラルを補給することで、健康やダイエットに高い効果を期待する声が多く聞かれます。
ミネラルウォーターの効果
水道水に比べてカルシウム、マグネシウム、カリウムなどのミネラル成分が高いミネラルウォーター。適切に摂取することで腸内環境を整え、内臓の働きを活発化させることができます。
また体を巡る血液を入れ替え、ドロドロ血からサラサラ血へと変えることも可能。体質改善に効果があるでしょう。
ミネラルウォーターを飲む理由と飲まない理由
では、実際にミネラルウォーターを飲む人は、どんな目的のために摂取しているのでしょうか。
また、逆に飲まない人はどんな理由を持っているのかを見てみましょう。
飲む人の理由
- 水道水は臭いが気になるから
水道水は塩素によって殺菌消毒されています。どうしてもその残り香が出てしまうため、臭いや味に敏感な人は気になってしまうでしょう。特に若い世代が、普段の飲み水として「おいしい」と感じやすいミネラルウォーターを選ぶ傾向があります。
- 美容のため
飲んだお水は10分で皮膚組織に入り、約2週間かけて皮膚の表面である角質層に到達します。キレイなお水を飲むことが肌のうるおいを守ることになるでしょう。またお水を飲むことで新陳代謝が活発になり、肌の老廃物を排出しやすくなります。
血液に酸素が乗り、髪の毛の先にまで栄養が届きやすくなるため、ツヤツヤした美しい髪を保つ効果もあるでしょう。
- ダイエットのため
お水を飲むことで血流がよくなり、内臓の機能が活発に働き出します。すると体温が上がり、基礎代謝がアップするでしょう。健康的にダイエットしたい人にはキレイなお水を飲むことが欠かせません。
- 便秘解消のため
スムーズな排便のために水分をたくさん取ることは必要不可欠ですが、特にミネラルウォーターに含まれるマグネシウムは大腸の動きを整えて排便を促します。便秘気味の人に高い効果があるでしょう。
- 肩凝り・腰痛の解消のため
お水を飲んで血液がサラサラになることで、血流が促進されて筋肉のコリをほぐします。
また基礎体温が上がるため、肩凝りや腰痛の症状を和らげてくれるでしょう。
- スポーツ時の水分補給
運動して汗をかくと、体内のミネラルが一緒に失われていきます。ミネラルウォーターはその場ですぐにミネラルを補給できる手っ取り早い飲み物。日常的にスポーツをする人に好まれるようです。
- 料理に使う
コーヒーや紅茶を入れるお水や、煮物などの料理用に水道水よりも味が染みやすいミネラルウォーターを使う人も多いようです。ただし硬水は味に癖があるため、軟水を選ぶことをおすすめします。
飲まない人の理由
- 体質に合わないから
ミネラル成分は、人によっては摂り過ぎると体調不良を起こす原因になります。お腹が弱い人が飲めば下痢になってしまうことがあるでしょう。また腎臓に疾患がある人にもおすすめできません。特に硬水は、日本ではあまり産出されないお水です。体質に合わないという人も多いようです。
- よりナチュラルな水を飲みたいから
ミネラルウォーターと聞くと天然水や自然の状態に近い水であるというイメージを持っている人も多いですが、実際は地下から汲み上げたお水に様々な処理を施しているのです。より安全性が高いお水を飲みたくてミネラルウォーターは控えているという人も少なくありません。
- 赤ちゃんがお腹にいるから
ミネラルウォーターに含まれるミネラル成分は、内臓が未発達な赤ちゃんには刺激が強すぎることがあります。そのため赤ちゃんの粉ミルク用や離乳食用には不向き。また赤ちゃんがお腹にいる妊婦さんもミネラルウォーターは避ける方が多いようです。
- 味が好みではない
特に硬水は、ミネラル成分が高い分味に独特の癖があります。硬い飲み口が苦手でミネラルウォーターを飲まない人も多いでしょう。
こんな人にはピュアウォーターがおすすめ
さまざまな理由からミネラルウォーターはあまり飲まないという人には、ミネラル成分が入っていないピュアウォーター(純粋)がおすすめです。
不要な成分が一切含まれていないため、上記のような体調不良を起こす心配はありません。
赤ちゃんや妊婦さんにも適しています。
またミネラルウォーターで得られるような健康効果やダイエット効果、美容効果などはピュアウォーターでも期待できるため、今までミネラルウォーターを飲んでいたという人もこの機会に試してみるのも良いでしょう。
自分の目的に合わせてお水を飲もう
さまざまな理由から飲料水に気を使う人が多い昨今。
ミネラルウォーターを飲む理由も色々あるようですが、漠然と「なんとなく体に良さそう」というイメージで飲むのはもったいないでしょう。
お水には多くの効果があることを把握し、自分の目的に合わせてぴったりのお水を飲むことが大切です。