摂り過ぎなければ水分補給に取り入れても問題ありません
まず、水分補給に紅茶が適さないと記された情報は、事実少なくありません。
ネットの特集記事などを見ると、多くに「カフェインが入っているため水分補給に向かない」と書かれているようです。
ですが実際のところ、そこまで気にする必要はないそうです。
確かにカフェインには、体内へ水分を留める機能の阻害が懸念されます。
ですが、紅茶のカフェイン含有量は、そこまで高くありません。
量さえ気をつければ、水分補給用の飲み物としても十分役立てられます。
紅茶に含まれるカフェインが及ぼす利尿作用は大したことありません
カフェインが問題視される理由は、カフェインの持つ利尿作用にあります。
コーヒーや紅茶を飲むと、せっかく補給した水分もすぐに出ていってしまうと考えられているためです。
ですが大手紅茶メーカーや公的な食品資料では、多量に摂らなければ問題ないといった記述が確認できます。
基本的には、紅茶で美味しく水分補給しても大丈夫です。
紅茶で美味しく水分補給するためのコツ
まず、紅茶で水分補給する際の上限量は、約1.5リットルほどです。
なぜなら、1日のカフェイン摂取は0.5グラムまでであれば問題ないという記述が確認できるためです。
紅茶のカフェイン量は、抽出後の紅茶100ミリリットルあたりでおおよそ0.03グラムなので、このような計算が成り立ちます。
そうした理由から、紅茶で美味しく水分補給する方法は、量を守り、かつ美味しく淹れるという部分がポイントとなるでしょう。
量への意識や、美味しく淹れるコツを押さえて、楽しい水分補給に役立ててみてください。
飲みすぎないよう持ち歩けるボトルを用意する
シンプルな工夫ですが、この方法はとても有効です。
水筒やボトルなど、決められた分量が持ち運べる容器を役立てて、摂取量を調節しましょう。
カフェなどで人気のタンブラーを使えば、ファッション性も重視できます。
逆に避けるべきなのが、自動販売機やコンビニなど、外出先で都度紅茶商品を購入することです。
喉が渇くたびに購入していると、気付くことなく上限を超えてしまう可能性も考えられます。
その点、多くても1リットル、1.5リットルといった容器に入れて持ち運べば、それ以上の飲み過ぎが避けられます。
ぜひ意識してみてください。
コーヒーの摂取を極力控える
紅茶さえ摂り過ぎなければ、カフェインの利尿作用を防げるという訳ではもちろんありません。
紅茶と同じく、コーヒーの摂取にも気をつけましょう。
味わいや楽しむシーンが違うため、つい気にせず飲んでしまうケースも考えられます。
ですがコーヒーは、紅茶の100ミリリットル抽出あたりにおけるカフェインが約0.03グラムであるのに対し、約0.06グラムにも及びます。
カフェインの上限を超える要因となりかねないため、紅茶で水分補給する際には極力控えたほうが良いでしょう。
紅茶を淹れるためのお水にこだわる
次に、美味しく飲むためのコツについてです。
紅茶の味を左右する大きなポイントはやはり茶葉ですが、成分抽出するためのお水についてもこだわるべきです。
特におすすめなのは、カルシウムやマグネシウムといったミネラル分が少ない、軟水や純水です。
できることなら、余分な成分をほとんど含有しない純水が理想的です。
紅茶の雑味が抑えられ、また見た目にもクリアで美しい透明感を演出してくれます。
またミネラル分は、健康な人へは重要な栄養となる反面、幼い子供やお年寄り、また体が弱った人にとっての刺激物ともなりかねません。
腹痛や発熱、下痢を引き起こす可能性もあるようです。
そうした安全面においても、軟水や純水は安心できるお水として役立ってくれます。
適度なプラスアルファで味の変化を楽しむ
お水と異なり、紅茶は手軽に味わいをアレンジすることもできます。
適量のシロップやレモン、ミルクなどで、お気に入りに仕上げてみてはいかがでしょう。
好みの味わいは満足感に繋がるため、空腹感の緩和へも役立てられます。
また雑味の少ない軟水、純粋で淹れれば、こうしたアレンジもさらに引き立ちます。
紅茶での水分補給は脱水症状の心配が少ない
カフェインが持つ利尿作用は、場合によって脱水症状の原因ともなります。
せっかく水分補給しても、必要以上に排出されてしまうためです。
ですが紅茶にはそこまで含有されていないため、あまり心配する必要がありません。
抽出100ミリリットルあたり、約0.03グラムと微量であるため、1日1.5リットル以下に飲む量を抑えておけば安心です。
その点さえ気をつけておけば、香りや味も楽しめる紅茶は、進んで補給できる有効な水分になってくれます。
量さえ守れば紅茶は効果的な水分補給飲料となってくれます
紅茶は、カフェインを含有していることから一説で水分補給に向かないともいわれています。
しかし実際は、そこまで多く含有していないためあまり心配いりません。
1日約1.5リットルまでに量を抑え、美味しく楽しい水分補給として役立ててみましょう。