基本的にウォーターサーバーには互換性がありません

ウォーターサーバーに互換性は基本的にありません
ウォーターサーバーは、基本的に違うサーバーに異なるボトルをさして利用することはできません。

これは、ウォーターサーバーを販売する各社で作っているサーバーの機構や、ボトルそのものの形状が異なるのが主な理由です。

もし、乗り換えを検討しているのであれば、この点にも十分注意しておかないと、「余っているボトルがあったから使いたい」と考えていたが、実際に使うことはできなかった、というトラブルのもとになってしまいます。

基本的に、契約をする前にボトルはすべて使い切ってしまうようにしましょう。

一見同じに見えるサーバーにもさまざまな違いがあります!

ウォーターサーバーは、どれも冷たい水と温かい水が出せるようなコックを備えて、上部にボトルを差し込むという点では共通しています。

しかし、見た目が同じでもその中身は異なることがほとんど。

微細な形状はもちろん、水がどのように冷やされているのか、コックをひねるとどのような形で給水されるのかにも違いがありますので、ボトルを使いまわすことはできないのです。

互換性に注意したい3つのポイント

ウォーターサーバーに使うボトルには、メーカーごとの互換性がありません。

普段使っている状況では、あまり気になることではありませんが、下記のようなケースでは注意するようにしましょう。

サーバーを乗り換えする時

ウォーターサーバーは、現在さまざまなメーカーが、レンタルや宅配のサービスを行っており、それぞれでプランや販売しているお水に特徴があります。
そのため、使っているうちに料金やサービス、お水の内容物の違いなどが原因で、違うサーバーへの変えることを検討する方もいるでしょう。

しかし、サーバーを乗り換える場合には、互換性について注意が必要です。

そのわけは、今まで使ってきたボトルが残ってしまっている状態で解約して、新しい契約を結んでしまうと、現在あるボトルは使用することができず、廃棄しなければならないため。
そのため、もし乗り換えをするのであれば、できる限りボトルを使い切ってしまうことが大切です。

毎月決まった量のボトルが宅配されるような契約を結んでいる方であれば、その宅配が来る直前に解約というのも選択肢。
きちんと使い切ってからの乗り換えが一番お得でしょう。

サーバーを購入して利用していた場合

ほとんどの場合、レンタルで済ませるウォーターサーバーですが、サーバーを購入することも可能です。

購入のメリットは、トータルコストでレンタルよりも安く使うことができる点。
一度購入してしまえば、メンテナンス費用以外は、サーバーに費用がかかることはありませんので、長く使えば使うほど便利に感じられるでしょう。

その上、購入時に分割払いすることもできるケースがあり、レンタルと同じような契約に感じられて、一定期間以後はその料金がかからなくなると考えると、購入も選択肢だと思う方もいるはずです。

ただし、ウォーターサーバーの契約を解除して新しい会社と契約する際には注意しなければなりません。

たとえば、子供が大学へ進学し一人暮らしを始めたため、ウォーターサーバーを利用する回数が減ったり、使用しなくなったりしたため一度解約したケースです。

その後、また使いたいと感じた時に、さまざまな会社を比較して選んでお得なプランにしたものの、家にあるサーバーが使用できないというトラブルに陥る可能性があります。

互換性がないということを忘れていると、こういった思わぬ落とし穴にはまってしまうかもしれません。

メーカー内のボトル容量の変更やサーバーの変更時

サーバーの乗り換えや購入していたケースを紹介しましたが、いずれも互換性がないということを知ってさえいれば避けられるケース。
ところが、気をつけたいのが同じメーカー内の契約変更であっても互換性がないことです。

通常、ウォーターサーバーを扱う会社が一緒であれば、互換性は気にすることなくどのボトルも使用可能ですが、ものによっては必ずしもそうとは限りません。

たとえば、いままでミネラルが豊富な天然水を宅配してもらっていたものの、赤ちゃんが生まれたために、より体へ悪影響のないピュアウォーターへの切り替えを考えた場合です。
実は、サーバーの中にはだんだんとお水の成分が溜まってしまうことがあり、こういったお水の内容を変得る場合にはサーバーの交換が必要となります。

もし使っているボトルの内容を変更したい場合でも、一度メーカーに問い合わせを行うようにしましょう。

ウォーターサーバーに互換性がないのはどうして?

ウォーターサーバーに互換性がない理由
ウォーターサーバーはそれぞれのメーカーで、利便性や安全性を追求した設計を行っています。
そのため、企画や機構が異なり、結果的に互換性もありません。

サーバーによっては、ボトルが差し込めるようになっているものもありますが、メーカー側では「セットになっているボトル以外の使用」は原則禁止されています。

もし、ボトルがはまっても安全に使えるかは保障されませんので、きちんとセットになっているサーバーを使うほうが無難だと言えるでしょう。

また、乗り換え時に余分なボトルが大量に余るのは、定数制で毎月決まった量が宅配されることにも原因があります。

自身が毎月使う分だけ注文するような契約があるところにすれば、ボトルの無駄をなくせるでしょう。

サーバーはレンタルを選んだ上で発注方法も選べるものにしよう

ウォーターサーバーは、それぞれ機構が異なるため互換性がありません。
したがって、将来乗り換えを検討する際に簡単に移行できるよう、レンタルでサーバーを借りるのがおすすめです。

また、ボトルの発注も余分が大量に出てしまわないように、自身の使う量にあったプランを選んだり、自分で足りなくなったら発注するようなシステムを採用しているところのほうが利便性が高いと言えるでしょう。