寝る前にお肌の乾燥を防ぐ
お肌には、水分がたくさん必要です。
しかし、それは体の活動や呼吸などに伴って、蒸発したり、代謝、消費してしまうものです。
汗や排尿、排便などの分かりやすいものだけでなく、いつの間にか失っているのです。
寝る前に水分補給をすることで、お肌にも体にも良い影響があります。
寝ている間には、失った水分を補給することが難しいため、足りなくなりがちです。
寝る前にしっかりと取っておくことで、お肌に十分な水分を保ったままでいることができるでしょう。
睡眠中に失われる水分
睡眠中に失われる水分の量は、コップ一杯くらいと言われています。
運動もしておらず、寒い時期であれば、汗もかきにくいため、寝ている間に失われる水分というのは、あまり意識されないものです。
しかし、寒い冬であろうと、汗をかいた感覚がなかろうと、水分がなくなっていることが事実なのです。
睡眠中に水分が失われると、お肌が乾燥しやすくなってきます。
寝る前のお肌の水分補給で朝キレイ
寝る前にお肌に水分を与えることは、非常に重要なことです。
寝ている間も人間の体やお肌は、働いています。
むしろ、寝ている間にこそ、活発となる働きさえあるのです。
そのため、寝る前にはお肌にたっぷりと水分が行き渡るような状態にしておいて、次の朝までお肌の水分量が空っぽにならないようにしましょう。
寝る前の水分補給で、朝のお肌が変わります。
寝る前にお肌の内側と外側から水分を
寝る前の水分補給は、お肌の表面を中心に行っているという人は多いことでしょう。
帰宅をして、入浴や洗顔などをした後のいつものスキンケアのことです。
お風呂上がりにローションなどでお肌をうるおすこと、これは一般的です。
しかし、本当にお肌の水分のことを考えたら、外側だけでなく、内側からの水分補給も必要となります。
お肌の組織には、表皮や真皮があります。
外側の表皮に潤いを与えることは、外から浸透させるのに役立つでしょう。
しかし、お肌の内側には、外からでは補いきれない水分を蓄える必要のある組織はあります。
それが真皮です。
真皮は、肌の内から栄養分や水分を受け取って、蓄えます。
そのため、内側からの水分の摂取も必要不可欠なのです。
寝る前にお肌の内側から水分を
寝る前にお肌の内側から水分を与えるためには、経口で飲み物を飲むことが必要です。
毎日口から飲む水分は、消化吸収してお肌まで届けられています。
水分を摂ることで、体の中が潤い、お肌の細胞、組織が潤うのです。
口から入った水分は、血液に含まれることで、血液をサラサラにして、流れを良くします。
すると栄養分も運びやすくなりますし、皮下を流れる血管によって血色も良くなります。
また、お肌にもたくさんの水分や栄養分が運ばれていき、寝ている間に活発に働き、ターンオーバーを行うことができるようになります。
睡眠中は、自分で起きることでしか、水分を摂ることはできません。
そのため、熟睡していると朝まではなにも摂らない状態が続きます。
もちろん、熟睡することはお肌のために良いことなので、しっかりと睡眠を取るためにも、寝る前に水分を摂ることが大切なのです。
ただし、飲みすぎは、厳禁です。
夜中に睡眠を中断してトイレに立つことにもなりかねませんし、むくみの原因にもなります。
寝ている間に失うはずの「コップ一杯」で十分です。
吸収が良くて、消化器官に負担の少ない、軟水やピュアウォーターを使うとより効果的です。
寝る前にお肌の外側から水分を
寝る前の外側からの水分補給では、少し注意する点があります。
お肌のケアは、日常的に行っている人が多く、それ自体はとても良いことです。
しかし、そのケアの方法が問題となることがあります。
寝る前のスキンケアの意味は、お肌のターンオーバーを促進することにあります。
お肌が気持ちよく休息し、自然の力の働きを活発にしてやることが大切です。
ターンオーバーのためには、お肌に負担をかけないケアをしましょう。
ローションなどで水分を与えたら、刺激の少ない乳液などを薄く塗って、蒸発を防ぎます。
こってりとした乳液を直接肌に与えたり、たくさんつけすぎることは、お肌の呼吸を妨げ、角質の剥がれを悪くします。
できるだけ、軽いものを塗って、お肌を身軽な状態にすることが大切です。
ローションも、飲むお水で代用することもできます。
優しいピュアウォーターでうるおすことで刺激を避けて、自然な状態で眠りにつくことができるでしょう。
その場合にも乳液で蒸発を防ぐことは忘れずに。
お水はシンプルであるがゆえに、蒸発しやすくなっています。
ターンオーバーが活発化する時間
お肌の乾燥は、昼間だけでなく、寝ている夜の間もしっかりと予防しなくてはいけません。
お肌のターンオーバーや修復は、夜の時間帯が一番活発となります。
そのため、夜には、ターンオーバーしやすいお肌の環境を作っておく必要があります。
お肌の状態を良くしておくことは、必須条件となります。
特にターンオーバーが活発となる時間帯は、22時から2時の間です。
その頃にはぐっすりと眠っている状態が望ましく、早めの就寝が必要です。
反対に、その時間帯に起きて飲酒や喫煙などをしているとターンオーバーの機会を失います。
お肌に寝る前のお水とたっぷりの睡眠を
お肌に良い習慣は、寝る前のコップ一杯のお水と十分な睡眠です。
もちろんお水も睡眠も質の良いものを選べばそれだけ効果は良くなります。
簡単に始められるスキンケアなので、毎日の生活に生かして、きれいなお肌を手に入れましょう。