便秘にバナナヨーグルトは効果が薄いと言われます
便秘で苦しむ方で、バナナとヨーグルトを食べているという人もいるでしょう。
これらを混ぜれば、バナナヨーグルトとなり、朝のデザートなどで食べられます。
便秘にはバナナが良いと言われているので、バナナを買って毎日食べている人もいるでしょう。
確かにバナナは、腹持ちが良いので、朝に食べるとお腹が空かずに、1日の栄養となり活力の元です。
しかし、バナナヨーグルトが便秘に良いかというと、残念ながらあまり良くないです。
便秘に対する改善の効果は薄いと考えられます。
目次
バナナヨーグルトは食物繊維が少なく、便秘改善効果は期待が薄いです
バナナは100gで1.1gしか食物繊維は含まれておらず、ヨーグルトには食物繊維はありません。
便秘に良いと言われるのが食物繊維ですが、1日に20g摂取すると良いとされており、毎日バナナ1本食べるぐらいでは足りません。
ただ食物繊維は含まれており、ヨーグルトには乳酸菌があるので、まったく便秘に効果がないということではないです。
食物繊維を沢山摂るようにしましょう
便秘改善を目指すならば、食物繊維を沢山取るようにしましょう。
1日に必要とされる量があるので、その量を目安に、食物繊維の含まれる食べ物を食べるようにします。
便秘に対して食物繊維は効果的と言われます
食物繊維は、食べ物に含まれていますが、実は食べると胃では消化できないものであり、そのまま小腸を通過し、大腸まで届きます。
これだけみると、食べても栄養にならないので、積極的に摂取する必要はないように思えます。
便秘に対して考えるならば、この消化されず大腸に届くというのがポイントです。
大腸まで運ばれた食物繊維は、便の一部となって便の量を増やします。
増えた便は腸を刺激することとなり、蠕動運動を促して、便が移動しやすく、出やすくします。
また、水分を吸収する性質もあるので、大腸に運ばれると、便の一部となり水分を吸収し、便を柔らかくして出やすくします。
便秘に対して、このような効果を発揮するので、便秘改善を目指すならば、食物繊維の多い食べ物を沢山摂取すると良いのです。
多くの方は食物繊維が不足しています
厚生労働省の推奨によると、1日に必要とする食物繊維の量は20gとされています。
しかし日本人の平均摂取量を見ると、1日15g前後となっており、5gほど不足しています。
かつての日本人の場合は、食物繊維が十分に摂取できており、不足はありませんでした。
しかし、近年の食生活の変化によって、食物繊維が不足するようになりました。
食物繊維は、穀類、豆類、海草類、野菜、果物などに含まれます。
昔の日本人は米や野菜を中心とした食生活により、十分に食物繊維を摂れていました。
しかし、肉中心の食事や、お菓子や炭水化物を多く摂るようになり、自然と食物繊維の不足する食生活になってきたのです。
そのために、食物繊維を沢山摂るならば、バナナヨーグルト以外にも、米や豆、野菜、果物などを沢山食べるようにします。
ちなみに、食物繊維には、水溶性と不溶性の2種類あります。
理想としては、水溶性1に対し不溶性2の割合で、これらの食物繊維を食べるようにすると良いと言われます。
ただ便秘の方は、まずは水溶性や不溶性を考えず、沢山食物繊維を食べるようにすると良いでしょう。
1日20gの食物繊維摂取を目指してください
食物繊維は1日に20g摂るのが良いと言われます。
ただし、肉、魚、卵、牛乳などには食物繊維は含まれないので、それ以外の食べ物で摂取します。
しかし、1つの食べ物だけで、20g分摂ろうとすると大変です。
例えば、きゅうりならば1日22本、ほうれん草ならば1日2束半、かぼちゃならば4分の1個食べると、20g摂取できます。
ただこのように食物繊維20gを1つの食べ物だけで、摂取するには厳しい面はがあります。
たとえ食べる事が可能だとしても、毎日食べるには飽きてしまいます。
薬と思って我慢すれば可能かもしれませんが、苦痛にならずに、食物繊維は摂取しないものです。
そして、食物繊維が多く含まれる食べ物を食べれば、少量でも沢山摂取できるので、それほど苦労せずに目安量を摂れます。
食物繊維を沢山摂取する工夫をしましょう
食物繊維は沢山含まれる食べ物を食べれば、少しの量でも沢山摂取できます。
沢山含まれるのは、ひじき20gで8.7g、おから100gで11.5g、ゴボウ1本で11.4g、などがあります。
例えば、これらを使ってサラダを作ってみても良いでしょう。
他にも穀類や豆類に食物繊維は含まれるので、昔の日本人の食生活に戻すと良いです。
米や納豆を食べる、野菜や果物を食べるなどしていきます。
うどんやそばにも食物繊維は豊富なので、このような食べ物を取り入れても良いでしょう。
便秘改善には、食物繊維を沢山摂取するのが良いです
便秘改善を目指す人は、日々の食事の中で食物繊維の多い食べ物を取り入れていきます。
食物繊維の多い食べ物ならば、少しの量でも沢山摂取できるので、日々の食事に取り入れていきましょう。