便秘でもご飯はいつも通り食べていいの？｜【公式】アルピナウォーター

ご飯の摂取は便秘解消に役立つといわれています

ご飯は主食であるだけに、お腹に溜まりやすいです。

その点お腹で便が停滞していることにより起こる便秘のときは、普段通り摂取しても大丈夫なのでしょうか。
とはいえ安心してください。

この疑問の答えは、イエスです。
むしろ進んでご飯を摂ることで、便秘解消すら期待できます。
逆にお腹に便が停滞しているときにご飯を積極的に摂るというのは、しんどいかもしれません。
ですが量を抑えすぎるのではなく、できる限りしっかり食べるよう心がけてください。

便秘とは、便が２～３日出ない状態のことを指します。

とはいえ食事をしないわけにもいかないわけですから、便はどんどん蓄積されていきます。
それにより、お腹はかなりしんどい状態になってくるでしょう。

ですが腸内に停滞した便を押し出すような働きをもつ成分を進んで摂れれば、そんなしんどさも緩和に繋げられます。
ご飯には、まさにこれが豊富に含まれています。

ご飯をまったく食べないという日本人は、かなり少数派でしょう。

近年は食の多国籍化も進んできているわけですが、やはりご飯は欠かせない存在です。
そのためご飯で便秘解消が目指せるとなれば、楽に実践できるはずです。
ポイントを押さえて、効果的に役立ててみてはいかがでしょう。

便秘に適した栄養成分は、栄養学に詳しい人でなくても多くの人が知っていることでしょう。
いくつか存在しますが、中でも有名なのが食物繊維です。

雑誌やテレビの健康特集、また商品そのものへの記載などにより、多くの人がその有効性を知っているはずです。
そしてずばり、ご飯にもこの食物繊維が豊富に含まれています。
これこそが、ご飯が便秘解消に適している理由に他なりません。

また食物繊維の中でも、ご飯に多く含まれているのは不溶性食物繊維というタイプになります。
これはその名の通り、体内でも溶けにくい性質をもっており、便を押し出す作用が高く期待できます。
しつこく便が停滞している重い便秘のときには、まさに最適な成分となることでしょう。

ご飯を食べるとき、みなさんはどんな状態で用意するでしょうか。
多くの場合、温めたほかほかの状態ではないでしょうか。
その方がおいしく食べられるという考え方が一般的ですし、体を温められるという意味では、むしろ健康的にも感じられるでしょう。

ですが便秘対策としてご飯を積極的に食べるなら、少し見方を変えてみてください。
むしろ冷たい状態、いわゆる冷やご飯で食してみてください。

ここでテーマとなってくるのが、レジスタントスターチという存在です。
これは冷えたご飯にこそ含まれるでんぷん成分となっており、消化されにくい構造が特長となっています。
つまり繊維状をよりしっかり保ったまま、腸まで届けられるということです。

またさらに、このレジスタントスターチには、不溶性食物繊維と水溶性食物繊維の双方の特徴が備わっています。
不溶性が前述の通り水に溶けにくく便を押し出すことに適した成分である一方、水溶性のものはゲル状になるため、便の軟化に効果的です。

硬い状態で停滞した便を、よりスムーズに押し出すことが期待できるでしょう。
便秘時のご飯食は、ぜひ冷めた状態で用意してみてください。

今回、食べ物であるご飯による便秘解消を特集しましたが、有効なのは食べ物ばかりでもありません。
実は、飲み物においても工夫する価値は大いにあります。

こと、水分不足が大きく影響している便秘時においては、食べ物以上の重要性すら見いだせます。
そのためぜひご飯食と同時に意識してみてください。

方法としては、軟水やピュアウォーターと呼ばれる低ミネラルのお水を、毎日たっぷり摂るといった具合です。
人間は、毎日約2.5リットルもの水分を消耗しているといわれています。
それだけにこの分量をしっかり補えてこそ、はじめて健康的な状態に近づけるのです。

便が硬くなるのを防ぎ、さらに胃腸の状態も良好に保てるでしょう。
冷めたご飯を食べることと合わせて意識すれば、とても効果的です。

ご飯は、とても身近な食事でありながら、便秘に適した健康成分を豊富に含んでいます。

お腹が苦しい便秘時に、しっかり食事を摂るのは避けるべきであるように思えるかもしれません。
ですが実際は、とても効果的です。
豊富に含まれる食物繊維が、停滞した便を強く後押ししてくれることでしょう。

とくに冷めたご飯は、レジスタントスターチが生じるためさらに効果的です。
つらい便秘の、手軽な解消法として重宝するはずです。

食物繊維豊富なご飯は、便秘解消に適しています。

とはいえ普段から何気なく食べる食材でもあるため、簡単に実践できるでしょう。
食べるときの温度や、水分摂取も合わせて工夫すれば、なお効果的です。
ぜひ試してみてください。