便秘と胃もたれはよく併発します
便秘は、便が出にくいというシンプルな症状です。
ですがメカニズムのシンプルさのわりに、結構しんどい症状でもあります。
そこへきて胃もたれも合わさるとなると、かなりの負担に感じられることでしょう。
ですが残念ながら、これら2つは併発することが少なくありません。
とはいえこの結びつきはよい方向に考えることもできます。
併発しやすいということは、片方を改善できればもう片方の緩和も期待できそうなものです。
それぞれの特徴を知って、トラブルのない快適な体調の維持を目指しましょう。
目次
胃と腸が近い位置にあるので症状が重なりやすくなります
胃と小腸、大腸は近い位置にあります。
主には、胃で消化された食べ物が十二指腸へ送られ、その後小腸・大腸へと流れていきます。
また働きとしても消化と吸収になるため、似たような位置づけといえるでしょう。
そのため便秘が起こると胃もたれに、また逆に胃もたれが便秘に繋がるといった構図になりやすいのです。
便秘と胃もたれになりにくい体を目指しましょう
便秘と胃もたれは、どちらもつらい症状です。
胃が重い、便が出にくいといった直接的な症状だけでなく、さらなるトラブルを引き起こす原因ともなりかねません。
そのため早い段階で対策することが大切です。
まずは胃もたれと便秘の関係性について知っていきましょう。
それにより、効率的な対策を見いだせます。
ポイントをまとめたので、ご参考ください。
胃もたれってそもそもどんな症状?
胃もたれという言葉は、結構身近な存在ではないでしょうか。
口にすることも、たびたびあることでしょう。
明確な病気でなく、感覚的な症状であるため、ささいな胃腸の変化でもイメージしやすいのです。
また胃がもたれるという連想しやすい症状名という点も、影響していることでしょう。
主には、胃が内部から刺激されることによる違和感の総称となっています。
胃の運動能力が低下すると、食べ物を正常に消化して十二指腸へ送るというサイクルがスムーズにおこなわれません。
すると食べ物や胃液が胃粘膜を長く刺激することになります。
これこそが、胃もたれの正体です。
ただちに重大な展開に陥るという危険性は低いですが、ちょっとした生活の乱れでも起こる症状なので、軽視はできません。
胃もたれが起こる原因とは
胃もたれが起こる原因には、さまざまな要素が考えられます。
食事のバランスにおける胃もたれ
まずとくに起こりやすい胃もたれとして、食べすぎ飲みすぎが伴うものが挙げられるでしょう。
暴飲暴食、また辛いものやアルコールの摂り過ぎも影響します。
消化不良が起こり、胃の粘膜が刺激されやすい状態に至るのです。
排出機能が低下するケース
胃の役割は、消化だけでもありません。
消化した食べ物を、十二指腸へ送るのも大事な役割です。
そこへきて、この排出機能が低下すると、食べ物は胃に長く停滞します。
加齢や運動不足、またニコチンの多量摂取などが影響します。
胃の外側から影響を受けるケース
胃もたれは、内部からの刺激ばかりが原因となるわけでもありません。
自律神経の乱れもまた、機能を低下させます。
その他、ピロリ菌が影響するケースも多くみられます。
便秘と胃もたれを同時に防げる対策法
胃もたれの原因には、便秘の要因となる存在も少なくありません。
食事の乱れやストレスは、まさに便秘の大敵ともいえるでしょう。
そんな類似点の多い胃もたれと便秘は、ひとつの方法で効率的に予防、改善を目指すことができます。
それは、十分な水分摂取です。
1日約2.5リットルのお水を、複数回に分けてこまめに摂るよう心がけましょう。
これにより、胃もたれと便秘の双方の対策ができます。
食べたものが器官から器官へと送られやすくなり、停滞を防ぐことができます。
また体に必要な水分を十分維持することで、体内機能の促進も期待できます。
もちろん、便をやわらかくする意味でも効果的です。
その他、ストレスの緩和にも役立つなど、とにかく水分はしっかり摂っておいて損はありません。
良質なお水を日常的に摂って、健康に役立ててください。
胃もたれと便秘は共通点の多い症状です
起こる場所が胃と腸で異なりますが、胃もたれと便秘は実は似たような原因で引き起こされます。
それだけに一方を解消することでもう一方も改善することに繋げられます。
おすすめは、十分な水分補給です。
シンプルで実践しやすいやり方かもしれませんが、胃腸の働きを正常化する上でとても効果的です。
1日2.5リットルほどの良質なお水を、こまめに分けて飲んでください。
かなり多いように感じられるかもしれませんが、意外にムリなく続けられます。
健康な胃腸で快適な日々を送りましょう
胃腸のトラブルは、負担が大きいです。
神経系とも関係が深いため、精神的にしんどくなりやすいのも困りものです。
ですが十分な水分摂取を意識しておけば、胃もたれと便秘の両方の対策が可能となります。
水分の重要性を見直して、快適な胃腸を維持しましょう。