授乳中に便秘をするのは水分不足になるからです
産後、赤ちゃんを母乳で育てているお母さんは多いでしょう。
母乳で育てるメリットも多いものです。
しかし、授乳をしていると便秘になってしまうこともあります。
産後、お母さんは運動不足や生活リズムが乱れることで、便秘をしやすい傾向にあります。
さらに赤ちゃんに母乳をあげているお母さんは、便秘をしやすいです。
便秘は改善していかないと、悪化してしまいます。
適切な水分補給をはじめ、さまざまな方法で便秘を解消していきましょう。
目次
母乳は母親の体内の水分から作られます
特に母乳で赤ちゃんを育てているお母さんは便秘になりやすいです。
なぜなら、母乳はお母さんの体内の水分から作られ、それを赤ちゃんが大きくなるために飲んでいるからです。
授乳をすることで、お母さんの体内からは大量の水分が失われていくのです。
水分が不足してしまうと便が硬くなり、排便がスムーズにいかなくなってしまうのです。
授乳中の水分不足を補い便秘を解消する方法
母乳で赤ちゃんを育てたいと考えているお母さんは多いものです。
しかし授乳をするために便秘をするのは困ってしまいます。
授乳をしても便秘にならないためには、適切な水分補給が大切です。
授乳をしているお母さんが便秘をしないための水分補給のコツや、便秘の解消方法を紹介しましょう。
授乳中のママが便秘になる理由
母乳を与えていることで、お母さんの体は水分不足になっています。
そのため便も硬くなりやすく、便秘になってしまうのです。
さらに赤ちゃんの世話でストレスを受けたり、睡眠不足になったりすることで、体や心に負担がかかることも便秘の現認です。
便秘は精神的な影響も大きいため、授乳中のお母さんは便秘をしやすくなるのです。
便秘には種類があり、それぞれ原因があります。
弛緩性便秘は腹筋が弱い女性に多い便秘です。
運動不足だと男性でも弛緩性便秘になります。
痙攣性便秘は睡眠不足やストレスによって起こる便秘です。
さらに直腸性便秘は会陰切開や痔などがあると気になって力めない、排便のタイミングを逃すなどといったことが原因で起こる便秘です。
授乳中のお母さんはどの種類の便秘になってもおかしくありません。
授乳中の便秘を解消する水分補給のコツ
授乳中の便秘は水分不足になることが大きな原因です。
特にコロコロとした硬い便が出るようであれば、水分が不足している証拠です。
改善策としては、こまめに水分補給をすることです。
冷たすぎるお水や一度に大量に飲むと、胃腸に負担がかかり便秘が悪化することがあるので注意しましょう。
授乳中は甘いものが食べたくなることが多く、飲み物も糖分の多いジュースなどが欲しくなります。
しかし、糖分を過剰に摂りすぎると母乳の味が変わって、赤ちゃんの飲みが悪くなることがあります。
糖分の多いドリンクは控えめにしましょう。
水分はお水やルイボスティーなどがおすすめです。
また、おすすめなのが青汁です。
青汁には食物繊維がたっぷり含まれ、水分補給になるとともに便秘の解消にもつながります。
授乳中の便秘にはヨガがおすすめ
運動は便秘解消に効果的と言われています。
そうはいっても、産後のお母さんは思うように体を動かせないことも多いものです。
そこでおすすめなのがヨガです。
筋肉を鍛え、腸に刺激を与えるヨガは、ストレス解消効果も期待できます。
ストレスが原因の便秘には効果的と言えます。
特にヨガの中でも便秘にきくと言われている「コブラのポーズ」を紹介しましょう。
- うつ伏せになり、胸の横に手を置きます
- 手の平で床を押しながら、顔を上げ、胸をそらします
- 上半身を後にゆっくりとそらします
- そのままの姿勢で呼吸を5回繰り返します
「コブラのポーズ」は胃と腸を同時に刺激できるので、便秘にいいと言われています。
深い呼吸を繰り返しながら、気持ちよく体を伸ばしましょう。
ヨガをする際には、水分補給をしながら行うことも大事です。
朝食をきちんと取ることが便秘対策になります
授乳中は家事や赤ちゃんの世話で忙しいのは分かりますが、朝食をしっかり取ることも便秘の予防・改善には大切です。
朝食を取ることで腸が刺激され、排便につながります。
朝起きたらコップ1杯のお水を飲むのもおすすめです。
腸が刺激され、便意をもよおせば便秘の予防や改善につながるでしょう。
忙しくて朝食を取れないという人は、ヨーグルトドリンクなどもおすすめです。
先に述べた青汁などもいいでしょう。
腸内環境を整え、便秘の改善になります。
授乳中の便秘は適切な水分補給と運動で解消しましょう
授乳中、お母さんの体は水分不足になりがちです。
体内の水分が不足すると便が硬くなり便秘になりやすくなります。
それを防ぐためにも水分補給が大事です。
常温のお水やお茶をこまめに摂取するようにするとともに、ヨガをして胃や腸に刺激を与えるようにしましょう。