便秘のチェックは回数で行います
便秘であるかどうか、確かめる簡単な方法というと排便の回数を見るのです。
人間は、食べ物を口にすると、胃や腸で消化後に便となるまでには、平均50時間から72時間ぐらいです。
食べ物は口に入れると、排便されるまで早くても2日以上かかります。
つまりは、毎日便が出なくても、それは便秘とは言えません。
排便のリズムは個人差があり、消化の悪い物などを食べても便が出来るのが遅いので、まずは排便の回数を確かめます。
便秘チェックは便の状態でもわかります
便秘であるかどうかは、便の状態でもわかります。
健康な便の色というものがあり、黒くなっている緑になっているなど、通常と違うと、腸が弱っているなどわかります。
ただ日本人は排便の回数が多いと言われており、食物繊維を多く摂ることがあり、健康な便がスムーズに出やすい環境です。
排便回数と便をチェックします
便秘であるかどうかは、やはり便を見て、排便回数を確かめるのがよいです。
健康な人の便と排便回数があるので、それに当てはまるか見てみましょう。
排便回数を確かめます
食べ物は口にはいると、早くて2日後に遅くて3日後に便になります。
毎日便通があり排便している人でも、それは昨日食べた食べ物を出しているわけではありません。
1日に数回排便する人は、便秘でないといえるでしょう。
また2日に1回でも排便して、お腹の調子がよいというならば、便秘でないといっていいでしょう。
必ずしも、毎日便が出なければ便秘であるとは言えないのです。
しかし3日を過ぎても便が出ないとなると、それは便秘と言えます。
食べたものがすでに便となっており、大腸に溜まっているので、便が出ないとどんどん便が次々に溜まっていきます。
中には1週間も出ないというような人もいますが、そのような人は便秘薬を1週間に1回ぐらい使った方がよいかもしれません。
トイレに行き排便すると、便は臭いです。
それは食べ物の残りかすとなっており、腐敗しているので、臭いのです。
当然のことながら腸内に便があれば、便がニオイを放ち、腸にとっては良くありません。
ガスが発生すれば、腸で吸収され、血液に混ざり体を巡るので、体にも良くありません。
便の形を見ます
便秘であるかどうかは、便の形でもわかります。
正常な人の便は、濃すぎない適度な茶色をしていますが、極端に色の濃い食べ物を食べると、その色の便になるのです。
たとえば抹茶だと緑色に、トマトジュースや野菜ジュースだと赤やオレンジ色になることがあります。
バナナのような形の便が健康な人の便です。
ウサギのようなころころした便は、水分が不足しており、腸内は悪玉菌が多い状態です。
ねっとりと肛門にこびりつくような便、紙で拭いてもなかなか綺麗にならないような時は、食物繊維が不足しています。
水分の多いべたべたした便は、消化不良の状態で、ストレスが多い可能性もあります。
もしも、ころころした便やべたべたした便であれば、便秘によいお茶がおすすめです。
ちょう明茶が良く、これは食物繊維が豊富に入っており、水分と食物繊維の両方を摂取できるものです。
便の色を見ます
便秘のチェックをするならば、便の形以外に、色でも判断できます。
色の濃い食べ物を多く食べた時は別ですが、それ以外の時には、通常は濃くない茶色の便がでます。
それ以外の色であれば、便秘の可能性が高いです。
黒色であれば、食道や胃、十二指腸など消化器系で出血している可能性があります。
茶色が薄く白っぽいときは、過敏性腸症候群というストレスが多い可能性があり、下痢などしていなくても、お腹の調子が悪いです。
緑色であれば、胃腸が弱っている可能性があります。
胃腸は敏感な臓器なので、少しの変化でも便の状態を変えてしまいます。
それはストレスや生活環境変化、または食生活の乱れなどによって引き起こされてしまうのです。
便秘は、生活や食生活と密接に関わっており、便秘であれば、まずは生活を改善するようにしましょう。
食事をメインとして改善していき、便意によいとされる食べ物を食べるようにしましょう。
食生活を見直します
便秘であれば、運動するストレスを減らすなどしてもよいですが、まずは食生活を見直します。
食物繊維の多い食べ物を食べたり、乳酸菌など善玉菌を取り入れるようにしていきます。
食べ物でも、アイスクリームなど体を冷やすもの、脂っこいものなどは、少なくしましょう。
暴飲暴食は、胃腸に負担をかけて、便秘にしやすくします。
胃腸に負担を掛けない工夫をする、また便秘だと便が硬くなっているので、水分をたくさん摂るとよいです。
まずは2日に1回の排便を目指してみましょう。
総合的に対処します
便秘の原因は1つではなく、複数が絡み合っていることが多いです。
そのために、改善するためには、いくつも対処して行います。
運動をする、食物繊維の多い食べ物を食べる、水分摂取をたくさん行う、暴飲暴食をしないようにするなどしていきましょう。