水分不足でろれつが回らないのは血液の水分不足が原因です


水分は私たちにとって大変重要なもので、不足すると体に深刻な症状を引き起こすことがあります。

その中でもろれつが回らなくなって、思うようにしゃべれなくなることがあげられます。

これは脳梗塞の危険なサインの可能性があるのです。

水分不足の状況が続くと、血液に含まれる水分量も少なくなります。

すると血液が凝縮されやすくなり、血の塊である血栓もできやすくなります。

もしこの血栓が脳内の血管でつまりを起こすと脳梗塞を発症するということなのです。

夏場は水分不足からろれつが回らなくなることも

夏場に脳梗塞を発症するケースが多くなるといわれています。

なぜ夏場に多くなるかというと、水分不足が関係しているのです。

汗を大量にかきますので、適切に水分補給をしていないと水分不足により血栓が作られやすくなります。

こうなると脳梗塞を発症しやすくなりその結果、ろれつが回らなくなるのです。

ろれつが回らなくなる前に水分補給をしっかり行いましょう

水分をしっかり補給できていないと、体内の水分が失われ重大な疾患を発症する可能性があります。

その中でも脳梗塞などを発症すると、ろれつが回らないなどの異変が生じます。

ですから脳梗塞などの対策として、水分補給をしっかり行いましょう。

では具体的にどのように水分摂取をすればいいのか、以下を参考にしてみましょう。

のどの渇きを感じる前にこまめに水分補給

多くの人がのどに渇きを感じたところで水分補給するでしょう。

しかし汗を大量にかく夏場などはのどの渇きを感じてからでは手遅れかもしれません。

実は軽い脱水症状の段階では、のどの渇きを感じないこともあります。

ですからとくに夏場、厳しい暑さのところに出ていくのであれば水分補給を行うことです。

脳梗塞対策のためには、のどに渇きを感じる前に定期的に水分摂取することです。

睡眠中は知らない間にコップ1杯程度の寝汗をかくといわれています。

ですから眠っているときに水分不足になる可能性もあります。

しかも睡眠中血圧は起きているときよりも低下しますので、血液の流れが悪くなって血栓ができやすくなるのです。

そして朝起きると血圧が上昇するため、脳梗塞を発症しやすくなるわけです。

眠る前と朝起きた時にお水をコップ1杯でいいので飲むようにしましょう。

アルコールを飲むと水分不足を誘発する

夏場の暑いときにキンキンに冷えたビールを飲んで水分補給、このように思っている人もいるでしょう。

しかしアルコールで水分補給をしても、むしろ逆効果ですので注意が必要です。

お酒を飲んだら、いつも以上に頻繁にトイレに行く人も多いでしょう。

アルコールには利尿作用があって、飲んだ水分を超える水分が尿として出ていってしまいます。

つまりアルコールで水分補給はできず、むしろ水分不足の状況を悪化させるのです。

アルコールを飲むのであれば、そのあとでコップ1杯のお水を摂取することです。

またお酒を飲むときにチェイサーとして、お水も一緒に用意して摂取するのがおすすめでしょう。

スポーツドリンクで水分を摂取するのはどう?

水分補給をするために、スポーツドリンクを飲む人もいるでしょう。

スポーツドリンクには水分のほかにもナトリウムやカルシウム、マグネシウム、カリウム、糖質などが含まれています。

この中でも塩分であるナトリウムを補給することは、とくに運動後などは重要です。

私たちが運動などをして汗をかくと、水分だけでなく塩分も一緒に排出されます。

スポーツドリンクを摂取すれば、失われた水分だけでなく塩分も同時に摂取できます。

ですので、運動直後で大量の汗をかいたときには、スポーツドリンクを摂取するのはおすすめです。

しかしスポーツドリンクを常用すると、塩分や糖分の摂取過多になる可能性も出てきます。

すると高血圧症の発症リスクが高くなってしまいます。

また糖分を過剰摂取すると、肥満などのリスクを高めることになるのです。

ですから、スポーツ後などの特定の状況に飲むように心がけましょう。

ろれつが回らなくなるのは脳に影響が及んでいるから


脳は血液の運んでくる糖分をエネルギーにして活動していて、しかも貯蔵ができません。

脳梗塞を起こして、血液の流れが遮断されると脳細胞が死んでしまいます。

もし言葉をしゃべるところで梗塞が起きてしまうと、ろれつが回らなくなる、言葉が出てこなくなるなどの症状が起こります。

ろれつの回らなくなっている人がいた場合、様子を見るべきではありません。

できるだけ速やかに近くの医療機関に入れて、できる限り早く治療を進めるのを強くお勧めします。

水分不足は深刻な症状を起こすこともあるためこまめにお水を飲みましょう

ろれつの回らないなどの脳梗塞を発症すると命にかかわりますし、一命をとりとめても後遺症の残る可能性があります。

脳梗塞は水分不足に起因することもあるので、のどの渇く前にこまめに水分摂取するように心がけましょう。