代謝が悪いと下半身がむくむ
代謝が悪くなると、老廃物や余分な水分の排出がうまくいかなくなります。
すると水分がたまってしまって、いわゆるむくんだ状態になります。
下半身太りが気になっている人も多いでしょう。
下半身の太い洋ナシのような体形になっていて、なかなかダイエットしても解消されずに悩んでいる人はいませんか?
その場合、代謝が悪化することで水分の排出がうまくいっていないのが原因かもしれません。
食事制限だけでなく、代謝をあげる対策が求められます。
目次
代謝が悪い・下半身のむくみは自分で判断できる
代謝が悪くて水分の排出が停滞していることを漢方では「水滞」といいます。
水分はこまめに摂取しているけれどもトイレにはあまり行かない、靴下のゴムの跡がなかなか消えない、おなかがちゃぷちゃぷいうことが多い人は水滞を発症している可能性があります。
このような人は代謝力をあげないと、なかなか下半身太りが解消できないかもしれません。
代謝をあげて下半身のむくみを解消、ポイントはふくらはぎ
下半身のむくみを解消するためには、代謝の悪さをどうにかする必要があります。
そのためにポイントになるのが、ふくらはぎです。
ふくらはぎは体内でも重要な役割を果たしていて、「第二の心臓」といわれているほどです。
重力によってもともと下半身に血液や水分はたまりやすいですが、
それを心臓に戻すためのポンプの役割を担っているのが、ふくらはぎの筋肉となります。
代謝が悪いのならマッサージを心がけよう
もし代謝が悪ければふくらはぎをマッサージすることが大事です。
ふくらはぎを揉みこむことです。
ふくらはぎを押してすぐに元の状態に戻ってしまうのは、皮膚の張りが失われて、むくんでいる状態を証明します。
もしこのような症状に心当たりがあれば、マッサージする習慣をつけるといいでしょう。
ふくらはぎをマッサージするにあたって、2つのポイントを押さえることです。
まず内側と後ろ側、外側と3つの領域に分けてケアすることです。
そしてマッサージをする際には、下から上に手を動かすようにしましょう。
またふくらはぎの筋肉を押す場合には、息を吐きながら実践するのがおすすめです。
私たちの筋肉は息を吐くと筋肉が緩むからです。
息を吐きながらマッサージをすれば、より筋肉の奥まで刺激を与えられるようになります。
強さはいわゆる「痛気持ちいい」と感じられるところまで押し込んでいくことです。
ふくらはぎを温めることも代謝力アップに
ふくらはぎをマッサージするだけでなく、温めることも重要です。
マッサージだけでは、肌の奥深くにある血管まで刺激できません。
もし冷え性に悩んでいるのであれば、お風呂に入ってふくらはぎを全体的に温めることです。
お風呂の入り方でおすすめしたいのは、入浴する前にいわゆる足湯をすることです。
実はふくらはぎはほかの部位と比較して表面温度が低いため、なかなか温まりません。
ですから最初から体全体を湯船に沈めると体は温まってもふくらはぎだけ、まだ十分ではないこともありえるのです。
まずふくらはぎまで42度くらいの熱めのお湯に3~5分つけておきます。
その後全身を湯船に入れると、ふくらはぎを十分温められることができます。
長湯の好きな人は足湯をする必要はないかもしれませんが、苦手な人にはお勧めの入浴法といえるでしょう。
ふくらはぎの凝っている人は代謝が悪いかも
ふくらはぎが凝っていると、どうしても代謝が悪くなって下半身太りに陥りやすくなります。
凝っているかどうかは、自分でも判断できます。
ふくらはぎが自分の手のひらよりも冷えていませんか?
筋肉が柔らかすぎてまったく弾力がない、逆に硬くなってパンパンの状態ではないですか?
マッサージしてみると、コリコリしたしこりのようなものが内部にありませんか?
もし以上の質問に対して心当たりがあれば、ふくらはぎが凝っていて、機能が低下しているかもしれません。
上で紹介したふくらはぎのマッサージを心がけたり、足湯で十分温めたりなど有効な対策を講じる必要があります。
塩分と糖分の過剰摂取も代謝低下の原因
現代の人々は、糖分や塩分を過剰摂取しがちです。
それが代謝の悪さの要因となっている可能性があります。
塩分の多い食べ物ばかり摂取していると、血液中の塩分濃度が上がってしまいます。
塩分濃度を適正な状態にするために欠かせないのですが、水分が排出されないため、下半身のむくみにつながってしまうのです。
また糖分を摂取してしまうと、体内の水分をどんどん吸収してしまいます。
すると血液が粘度の高いどろどろの状態になりやすくなって、血流が悪化し、代謝のダウンにつながります。
下半身太りを解消するには代謝のアップを心がけましょう
下半身太りに悩んでいるのであれば、代謝向上のための対策を講じることです。
食事制限だけでは対応できないかもしれません。
ふくらはぎのマッサージや温めることを意識して、むくみを解消していきましょう。