夜間断乳すると水分不足になりやすいです
子供は成人の大人以上に1日に沢山の水分を必要とします。
小さい体ながらも、大人の2倍以上の水分を必要とし、水分補給は非常に大切と言えます。
母親にとっては、夜間の授乳は眠りを妨げるものであり、できれば避けたいことでしょう。
夜間断乳を行うと、やはりそれだけ子供は水分を摂取する機会が減るので、水分不足になりやすいです。
子供の尿の量が減る、色が濃い状態になるなどは水分不足のサインなので、気をつけましょう。
夜間断乳しても水分不足は防げます
夜間断乳を行うと、夜子供は水分摂取を行えなくなるので、水分不足になりやすいです。
しかし夜以外の水分補給の仕方を工夫すれば、子供の水分不足は防げます。
そもそも断乳を始めると、離乳食となり、水分の多い食べ物を食べるようになります。
そのために飲み物などと、組み合わせていけば沢山水分を補給でき、水分不足も防げるでしょう。
水分補給の仕方を工夫します
夜間断乳を始めたら、水分補給の仕方を工夫していきましょう。
子供が母乳以外でも水分を補給できるように、飲み物や食べ物を工夫して、水分補給しやすくしてあげます。
【親子が納得してから断乳は行います】
断乳を行うのは母親の勝手な決め方で行うのではなく、母親と子供の親子が話しあい納得して行うようにします。
断乳する時期は、周囲に言われて行うのではなく、何歳まで行わないといけないという決まりもありません。
このために子供が、しっかりと歩いて自立できるようになってから行います。
また子供が、ある程度話せるようになり、母親の言葉を理解し、言い聞かせられるようになってから始めましょう。
さらに子供は、ストローやコップで飲み物を飲めるようにならないと、断乳を行うのは難しいです。
このような条件が揃った時期に、断乳を開始しても良いでしょう。
水分不足になりやすい、夏や冬より、気温の落ち着いている春や秋に始めるのが適しています。
可能ならば、親子共に健康状態の良い時期に始めると、母子ともに体への負担を減らして始められます。
食事で水分摂取できる工夫をします
断乳すると、食べ物や飲み物の量は、それだけ自然と増えてきます。
しかし摂取する水分の量が増えても、子供が水分不足になるのではないかと、心配する親もいるでしょう。
そのような方は、食事に味噌汁やスープを添える、普段からお水やお茶を飲むように習慣づけるなどすると良いです。
なかなか水分をとらないようであれば、ご飯を炊くときは水分を多くして柔らかく炊く、こまめに飲み物を与えるなどします。
飲み物を飲ませるのも大切ですが、子供の時期は自分で進んで飲み物を飲もうとはしないので、食事からの水分補給も大切です。
食事には、トマトや大根、果物など水分の多い野菜や果物を一緒に与えると、水分補給を多く行えます。
ただやはり断乳は、子供の様子を見ながら徐々に始めるようにしましょう。
断乳は子供の自立心を育てますが、授乳は子供にとっての精神的栄養ともなり、早く始めればいいというものでもありません。
水分補給しやすく工夫します
子供が水分補給しやすい環境を作って、工夫して飲み物を飲ませましょう。
まずは子供をお風呂に入れるとき、可能なら母親よりも父親などが行うと良く、おっぱいを見ると子供は欲しがり、断乳が上手くいかないかもしれません。
夜子供を添い寝して寝かしつけることで、子供は気持ちが安定し、スムーズに眠って母乳をせがまずに済みます。
母乳の代わりとしては、粉ミルクや豆乳などを飲ませると良いでしょう。
ストローなどを使い飲みやすくして、おやつの時間などに飲ませて、美味しいミルクが飲めると子供も思えば、飲み物を飲むのが楽しくなり、進んで飲むようになります。
また母親が、食事時などにお茶のような飲み物を飲んでいるところを見せれば、子供も同じように飲み物を飲むようになるかもしれません。
日常の中で子供はあまり飲み物を欲しがらない傾向にあるので、飲み物を飲みやすい環境にします。
下痢や嘔吐、風邪を引いたときなどは、水分を沢山必要とするので、いつも以上に沢山の飲み物を飲ませるようにしましょう。
⇒赤ちゃんが水分補給してくれないときの対処方法について解説した記事はこちら
お水やお茶を飲ませます
子供への水分補給の飲み物は、離乳食にスープなどを加えても良いですが、飲み物で水分を与えるなら、お水やお茶を与えます。
ジュースや清涼飲料水は、砂糖が多く含まれており、肥満になる危険もあるので、水分補給の飲み物としては適しません。
ジュースや清涼飲料水を沢山与えると、甘い味に慣れて、お水やお茶を飲まなくなることもあります。
お水ならばカルキや塩素の含まれない水道水以外を、お茶なら赤ん坊や子供用として売っているお茶を与えましょう。
夜間断乳をして水分不足にならないようにお水を飲ませましょう
夜間断乳を始めると、母乳を夜に子供は飲めなくなるので、その分の水分補給が必要となります。
食事でも水分は補給できますが、水分不足にならないように、お水やお茶などの飲み物も与えるようにしましょう。
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- ユニチャーム「夜間断乳について」
- 摂津市「【こどもの食コラム】乳幼児期の水分補給」
- 石巻市「教えて助産師さん【赤ちゃんにはどんな水を飲ませれば良いの?】」
- せいの歯科クリニック「小児歯科」
- 西彼杵医師会「乳児・幼児の水分管理」