便秘時はカフェイン入りの水分を避けるべきです
カフェインは、睡魔に打ち勝つための成分として、あらゆるドリンク製品に配合されています。
身近な嗜好飲料でもおなじみですが、眠気覚ましや活力アップを目的としたエナジー系ドリンクにもよく使用されています。
ですが、便秘解消に役立てるための水分として、こういったカフェイン入り飲料は適していません。
カフェインは、眠気覚ましに効果的である反面、便秘時に適さない特徴も伴っているためです。
目次
カフェインには利尿作用があるため
カフェインの眠気覚ましと合わせて見られる特徴、それは利尿作用です。
すなわち、排尿を促進させる効果です。
排尿もまた代謝のひとつですから、健康を後押しする上で欠かせません。
ですがこと便秘のときとなると、むしろ逆効果にすらなってしまいます。
なぜそうなってしまうのか、仕組みを理解して、有効な便秘対策をおこないましょう。
カフェイン入り水分と便秘の関係性
カフェインが入っているといっても、味はほとんどないためそこまで気にならないでしょう。
ですが、体への影響は比較的顕著です。
高配合されたエナジー系ドリンクともなれば、速やかに目の冴えが感じられるほどです。
同時に、利尿作用も大きいです。
利尿作用がどのように便秘に適していないのかを理解して、本当に有効な水分を選ぶよう心がけましょう。
カフェイン入りの水分にはどのようなものがあるの?
カフェインは、前述の通り味が基本的にありません。
そのため、いったいどの飲料にカフェインが多く含まれているのか、イメージしにくいかと思われます。
おおまかには、コーヒーや紅茶、エナジー系ドリンクが代表的ですが、それだけでもありません。
意外に思えるものにも含まれているため、注意しておくべきです。
たとえば、緑茶や煎茶といった日本茶です。
日本茶といえば厳かな雰囲気が特徴的な茶道が存在するほど落ち着いた印象ですが、実はカフェインが含まれています。
それもコーヒー以上ともいわれているほどなので、むしろカフェイン飲料の中でも注意すべきといえるでしょう。
日本のものではありませんが、ウーロン茶も同様にカフェインを含みます。
つまり、茶葉を使った飲み物であればカフェインは豊富に含有されているのです。
緑茶も煎茶も、さらには紅茶やウーロン茶も、もとは同じ茶葉に他なりません。
コーヒーや紅茶がカフェイン飲料として有名ですが、茶葉を使った日本茶に関しても、同じく注意が必要です。
カフェインを含まない便秘に適した水分
カフェインの利尿作用が便秘に適していないのは、利尿作用によって排尿を促すことで、体内の水分を減少させてしまうためです。
もちろん、排尿自体が悪いわけでもありませんが、必要以上に水分が排出されてしまうと、便秘解消には向きません。
普段以上に水分が必要となる便秘時なら、なおさらです。
そうした理由から、同じお茶でもカフェインの入っていないものなら水分補給に使用しても問題ありません。
たとえば、「茶」という文字や関連した言葉が入る飲み物でも、玄米茶やはと麦茶・ルイボスティー、・ハーブティーについては便秘解消に役立てられます。
透明なお水は味がないので、少し続けにくいかもしれません。
そんなときは、こうしたお茶にして飽きないよう工夫すると良いでしょう。
肝心なのはお水選び
カフェインの入っていないお茶とはいえ、本気で便秘解消を目指したいのであればもうひと手間加えましょう。
それは、お水にこだわる方法です。
おすすめは、ミネラル分が抑えられた雑味の少ないタイプといえるでしょう。
ミネラルは栄養のひとつである一方、弱った体に刺激を与える存在でもあります。
体質や体調によっては、腹痛の原因となることもあるほどです。
それが腸の機能低下やストレスに繋がるともなれば、便秘はまたさらに治りにくくなることでしょう。
低ミネラルのピュアなお水を使った水分摂取を、ぜひ心がけてみてください。
ノンカフェインの水分で便秘を和らげよう
カフェインといえばコーヒーや紅茶に含まれることで有名ですが、落ち着いた印象の日本茶に関しても含まれるケースが少なくありません。
ですが、茶葉を使っていないものであれば、そうした心配も必要ありません。
純粋なお水を毎日しっかり摂り続けるのが難しい場合は、そうしたお茶を取り入れることもおすすめです。
また使用するお水も、ミネラルが抑えられたものにこだわることがポイントとなります。
体への不要な刺激を抑えられ、便秘解消への期待は、一層高まることでしょう。
便秘のときにはノンカフェイン飲料で排便を促進しましょう
普段からコーヒーや紅茶を飲み慣れている人は、純粋なお水が少々続けづらいかもしれません。
ですが、ノンカフェインのお茶などにすれば、飽きにくく飲みやすく感じられるでしょう。
飲み物それぞれのカフェインの有無を知って、便秘改善に繋げてみてください。