妊娠中期は水分やマッサージで負担の少ない便秘解消が適しています


便秘はそもそも、そこまで大きな病気というわけでもありません。

中には日常的に悩んでいる人もいるほどであり、そこまで慌てる必要もないでしょう。

そんな症状なだけに、解消法についても手軽なものが存在します。

妊娠中期の体や赤ちゃんに負担が少ない、気軽にできる方法を実践しましょう。

中でも水分を意識したものやマッサージは、大変な妊娠期でも気軽に取り組めます。

コツを押さえて、ぜひ実践してみてはいかがでしょうか。

妊娠中期に便秘はつきもの

なぜ妊娠中期の便秘に適した改善のコツが存在するのか、それは、便秘になりやすい時期として有名だからです。

それだけに、あらゆる方法が研究されいるのです。

ですがそれらを効果的に実践するには、詳しいメカニズムを知ることも欠かせません。

どういった工夫がどのように有効なのかを把握して、便秘解消に役立ててみてください。

妊娠中期は水分が不足して便秘になりやすい

妊娠中期が便秘になりやすい理由は、体の水分が不足しがちとなるためです。

赤ちゃんをお腹で育てる上で、体内のあらゆる水分がもっていかれてしまいます。

それにより、腸内も水分不足気味となり、便秘となってしまうのです。

とはいえ、それは順調に妊娠期を過ごせている証拠でもあるため、ある種健康の証でもあります。

あまり悲観せず、適切な解消・緩和法に取り組むことが大切です。

妊娠中期の特徴

妊娠期は、初期・中期・後期に分けることができます。

中でも中期の特徴としては、女性ホルモンが大きく増加し始めるタイミングである点でしょう。

後期がもっとも多くなるタイミングですが、急に増えだすため、便秘の負担も顕著に感じられやすいのが特徴的です。

中でもプロゲステロンというホルモンが影響しており、これにより消化器平滑筋の弛緩や水分不足が起こりやすくなります。

もちろんこれは妊娠や出産に必要な体の変化なのですが、便秘の要因に他なりません。

適切な方法で症状を和らげて、お腹や気持ち面への負担を和らげるべきです。

水分補給が第一

便秘といえば水分のようにいわれていますが、やはりこの考えはおすすめです。

妊娠中であっても同じく有効なので、実践しておいて損はないでしょう。

お水の種類としては、ピュアウォーターが理想的です。

ミネラルウォーターが健康的なお水として有名ですが、ミネラルは体への刺激ともなる存在です。

妊娠中の自身はもちろん、お腹の赤ちゃんもまた影響されてしまうかもしれません。

ですがピュアウォーターなら、適度にミネラルが調整されています。

そのため、刺激となり過ぎず、なおかつ排便を程よく促進する有効な存在になってくれます。

また合わせて摂るべきなのが、食物繊維です。

水分を妊娠中のお腹にもっていかれている分、便を押し出す繊維も豊富に摂っておくべきなのです。

お水と同時に、食事内容も工夫してみてください。

こんにゃくやさつまいも、バナナなど、植物由来の食べ物がおすすめです。

食欲が落ちることも少なくない妊娠中ですが、味付けや硬さなどを工夫して、上手に摂ってみてください。

手軽に実践できるマッサージで便秘解消

腸は、体の中でも重要な部位といえるでしょう。

そのため、体のさまざまな部分と深いかかわりを持っています。

代表的な部位としては脳や足の裏がありますが、実は手とも繋がりがあります。

そこで有効になってくるのが、手のツボを押さえて便秘解消をおこなう方法です。

あまり興味がない人からすれば、スピリチュアルのような信憑性が薄い存在にも思えるかもしれませんが、東洋医学や鍼灸師がすすめる効果に期待できる手法となっています。

試してみて、損はないでしょう。

主には、手の甲側にある親指と人差し指の間の「合谷」、手首少し下あたりの「支溝」が代表的です。

また手のひら側なら、小指側の手首付け根にある「神門」、手首やや腕側の「間使」も効果的でしょう。

手のツボなら、外出中やリラックスタイムなど、あらゆるタイミングで刺激できます。

無理なく自分のペースで、実践してみてください。

水分が不足する妊娠中期は状況に合った便秘対策を


妊娠中期は、さまざまな要素が重なって便秘になりやすいです。

お腹が重くなり始め、また気分も不安定となりやすいので、適切な対策が必要です。

そんなとき、お水やマッサージによる解消法が有効に感じられます。

手軽かつ効果的なので、気軽に続けやすいはずです。

お水の場合は、選ぶ種類に関してもポイントとなるでしょう。

大事な時期なので、各部とことんこだわってみてください。

妊娠時の便秘は気軽に解消しましょう

便秘が苦しいからといって、薬や運動を普段のように役立てにくいのが妊娠中の特徴です。

そのため、妊娠中、また妊娠中期に適した対策をおこなうことが大切です。

妊娠の負担を和らげる方法は、さまざまに研究されています。

上記を活かして、気軽に解消を目指してみてください。