水を飲む量やタイミングなどいくつかの注意点を守りながら、長期的にお水ダイエットを続けることが重要です


「お水をたくさん飲むと痩せやすくなる」「お水はたくさん飲んだ方が健康に良い」ということは、ほとんどの人が知っている人気のダイエット方法でしょう。

お水をたくさん飲むことは健康やダイエットに効果的ですが、気を付けなければいけないこともいくつかあります。

この注意点を守らなければ、ダイエットや健康に効果がないどころか、逆効果になってしまうこともあるので注意が必要です。

老廃物の排出を促し、基礎代謝アップなどの効果が期待できる

お水ダイエットは体内に様々な効果をもたらすと言われています。どのような効果があるのかみていきましょう。

体の代謝が活性化してデトックス効果もある

血液の主成分は水分なので、お水を飲むと血液中の水分量が増加し、血流がスムーズになります。結果、体の隅々にまで血液が行き渡ることで細胞活動が活発化し、エネルギー消費が増えてダイエット効果をもたらします。

さらに細胞が活性化すると基礎代謝が上がり、熱が生成されて体温上昇につながるので脂肪燃焼も盛んになります。

また胃腸内の水分量が増えると固まった便が軟らかくなるので便秘改善にも効果的です。

尿も出やすくなり、体温上昇で汗の量も増えて老廃物の排出が活発化します。血流や筋肉の動きが良くなると、老廃物を体外へと運ぶリンパ液の流れもスムーズになります。

お水ダイエットにより、体のデトックス効果が得やすくなるでしょう。

お水を飲む量やタイミングなど注意点を守らないと健康に逆効果

お水をたくさん飲むことで痩せやすい体質へと導く「お水ダイエット」は、一見簡単そうですが注意点もあります。

お水ダイエットは正しく行わないとダイエットや健康に逆効果で、痩せにくくなってしまったりお腹を下してしまったりと逆効果になってしまうことがあります。

正しく行えば、お水の飲み方を工夫するだけで痩せやすい体質へと導く事ができるダイエット法です。

お水ダイエットの正しい飲み方や注意点を知り、お水ダイエットを正しく取り入れていきましょう。

⇒ダイエットと水分不足の関係については、こちらの記事【保存版】寝る前にお水を飲むとダイエットに効果があるって本当?をお読みください。

お水ダイエットの注意点

お水ダイエットは単純にお水をたくさん飲めばいいというわけではありません。お水ダイエットの気を付けておきたい注意点や正しいお水の飲み方について説明していきます。

基本的にはお水をたくさん飲むことはダイエットや健康にいいことですが、まれにお水をたくさん飲もうと頑張り過ぎてしまう人もいます。お水を必要以上に飲むのも体に良くありません。

では、どのくらいの量が必要なのでしょうか。体重やその日の運動量などにも左右されますが、お水からの水分摂取量の目安は1日に1.5~2リットルと言われています。

夏場など汗をかく場合はもう少し必要になりますが、だいたい1.5~2リットルを目安に飲むといいでしょう。

また、お水を1.5~2リットル飲んだ方がダイエットや健康に効果的ですが、一度にたくさんの量を飲むのはおすすめできません。

お水は一度にたくさん飲むのではなく、コップ1杯程度を1日に6~8回に分けてこまめに飲むようにしましょう。

一度にたくさん飲んでしまうと、身体に負担がかかったり内臓や全身の冷えにつながったりしてしまいます。そして、できるだけ5~15℃程度の常温のお水を飲むことをおすすめします。

夏場など冷たいお水を飲みたいと思うかもしれませんが、あまり冷たいお水をたくさん飲んでしまうと内臓が冷えてしまい、血流が循環することで全身の冷えにつながってしまいます。

身体の冷えは代謝の低下にもつながり、脂肪が燃焼されにくくなってしまいます。また、冷たいお水を飲むと、お腹が痛くなったり下したりする原因にもなるので注意が必要です。

お水ダイエットの正しいやり方

お水をたくさん飲むことはダイエットに効果的ですが、冷たいお水を飲み過ぎてしまうと、身体が冷え代謝が落ちてしまい脂肪が燃焼されにくくなったり、お腹を下してしまったりしてしまいます。

一度にたくさんのお水を飲むのも同様で、体内での内臓への負担、内臓や身体の冷えにつながります。

1日に1.5~2リットルの常温のお水を、コップで6~8回に分けて飲むようにすることで、血流や代謝を良くして痩せやすい体質へ改善することができます。

また、注意点を守り正しくお水ダイエットすることが大事です。お水をたくさん飲むことはダイエットや健康に効果的ですが、過剰摂取や食事への意識が低いなど、正しく飲まないと逆効果になってしまいます。

正しいお水の飲み方を理解し、痩せやすい身体づくりをしていきましょう。

⇒お水ダイエットで効果が出るまでの期間については、こちらの記事水分補給ダイエットの効果が出るまでの期間は?をお読みください。

お水ダイエットにおすすめのお水

お水ダイエットはたくさんのお水をこまめに分けて飲むことが大切ですが、飲むお水の質にもこだわりましょう。

水道水を一度沸騰させたお水を飲んでいる人も多いと思いますが、水道水はできるだけ避けましょう。

水道水に消毒剤として含まれている塩素などは沸騰させることで、気化し取り除くことはできますが、水道水に含まれるトリハロメタンという発癌性物質は沸騰させることで、増えてしまうことがわかっています。

毎日私たちの体に取り入れるものなので、お水の質にもこだわり身体に優しいお水を飲むようにしましょう。その名の通りミネラルを含むミネラルウォーターでもいいですが、ピュアウォーター(純水)がおすすめです。

ピュアウォーターとはろ過して不純物などを完全に取り除いてあるお水のことで、身体に負担をかけないため赤ちゃんからお年寄りまで安心して飲むことができるお水です。

またウォーターサーバーなどを設置していれば、料理や炊飯などにも使えて便利なのでおすすめです。

⇒お水がお茶よりも良いと言われている理由は、こちらの記事【保存版】ダイエットにはお水とお茶どちらが効果的?をお読みください。

お水ダイエットは運動をプラスすることで更に痩せやすくなる


お水ダイエットとは具体的にどのような効果があるのでしょうか。お水ダイエットの効果やポイントについて説明していきます。

お水をたくさん飲むことで代謝が上がっているということは、身体が痩せやすい状態になっているということです。

痩せやすくなっているからとたくさん食べてしまっては意味がありません。脂っこいものを控える、加糖飲料などを飲まない、高カロリーなものを避けるなど食事にも気を遣ってみましょう。

また、運動も行うことで、より脂肪を燃焼させ痩せやすくなります。運動により摂取カロリーよりも消費カロリーが多い状態になるのです。適度な運動はダイエットだけでなく、健康にも良い影響を与えてくれます。

お水を飲めば痩せると勘違いしている人もいますが、お水を飲めば痩せるというわけではありません。お水をたくさん飲むと血流が良くなり、それに伴って代謝が上がりますが、この代謝が上がるということがダイエットには重要なポイントになります。

代謝が上がることにより、身体はエネルギーを消費しやすくなるため、何もしなくても脂肪を燃焼しやすい身体になるのです。

⇒運動後の水分補給についてご心配な方は、こちらの記事ダイエット中は運動後にお水を飲むと太るの?をお読みください。

(まとめ)お水ダイエットで効果を得るための正しいやり方や注意点は?

水を飲む量やタイミングなどいくつかの注意点を守りながら、長期的にお水ダイエットを続けることが重要です

お水を飲むと血流やリンパの流れが良くなって代謝が上がり、ダイエットに効果的です。またお通じが促され、尿量を増えるなど老廃物の排出が進み、デトックス効果をもたらします。

お水の1日の摂取量を守り、こまめに飲むことが大事です。更に冷たい水は代謝を下げるので常温の水を飲みましょう。

お水ダイエットの効果を高めるには、運動を取り入れると良いとされています。お水の摂取により代謝が上がった状態で、運動を行えば脂肪燃焼を進みやすいからです。