水分不足は様々なトラブルを起こしやすいため水分補給が大切です
水分不足になると粘りのある血液になり、血流が悪くなります。
細胞に酸素が行き届かなくなり、内臓機能をはじめ、さまざまな機能が低下します。
動脈硬化がはじまり、脳梗塞や心疾患などを起こしやすくなります。
水分不足は脱水症状を起こし、体温の調節ができず体温が上昇したり、頭痛や吐き気、意識障害などを起こしたりします。
他にも便秘になる、代謝が悪くなる、むくみやすくなる、などの症状や脳への血液循環も悪くなるため、イライラしやすくなることもあります。
目次
水分補給の大切さを実感しないと危険です
水分補給が大切と頭では分かっていても、水分が十分に足りていない状態を作り出してしまう人も少なくありません。
その一つがダイエットです。
ダイエットで食事制限をしている人は多いでしょう。
通常、水分は食事から約1,000mlを摂取しているといわれています。
食事制限をしている人はさらに水分を摂らなければいけないのですが、それができないため水分不足になりやすいのです。
水分補給の大切さの理由を理解し水分不足にならない方法を選びましょう
ダイエットや暑い日の水分不足、アルコールの飲み過ぎなど、水分補給の大切さを知らずにいると、美容面だけではなく健康も害してしまいます。
水分不足になるとどうなるのか?といったことを理解するとともに、自分は水分が足りているかを確認しましょう。
そのうえで、正しい方法で水分補給をすることが大切です。
水分補給はこまめにする
脱水症状や熱中症になったことがある人は、水分補給の大切さを実感していると思われます。
脱水症状や熱中症は誰でもなる可能性があるもの。
水分補給を適切にすることが大事です。
脱水症状を防ぐことにおいて重要なのは水分補給のタイミングです。
多くの人は喉が渇いてから水分補給をする、ということが多いでしょう。
しかし、のどが渇いたと感じるということはすでに体内は水分不足の状態です。
もちろん、のどが渇いたからすぐに脱水症状を起こすというわけではありませんが、その状態が続くと危険です。
喉が渇いたと感じる前に水分補給をすること。
こまめに水分補給をするようにしましょう。
特に汗をたくさんかく運動の場合は、運動前、運動中、運動後には必ず水分補給をするようにしましょう。
特に大量の汗をかく運動をする場合は、ミネラルや塩分を一緒に摂るようにしましょう。
冬は水分不足になりやすい?
夏は熱中症のリスクが高いため、水分補給を意識しますが、冬はあまり気にしないという場合も多いものです。
しかし、夏だけではなく、冬の水分補給も大切です。
冬は湿度が低く乾燥しがちです。
乾燥すると皮膚から水分量が失われるとともに、暖房などの影響でさらに乾燥します。
さらに冬は夏よりも水分補給をしなくなるため、体は水分が不足してしまうのです。
また、冬は衣服を着こむため、汗もかきやすくなります。
それも水分不足になる原因です。
脱水症状は夏だけ起こるものではありません。
冬でもしっかり、こまめに水分補給をするようにしましょう。
また、加湿器を利用して、部屋を乾燥させないことも大事です。
水分補給をしたらトイレに行く
水分補給をしたらトイレに行って排泄することが大切です。
特に水分を摂りすぎる傾向にある人は、トイレに行って水分を排泄するようにしましょう。
健康であれば、余分な水分は排泄されるようになっているため、自然とトイレに行きたくなるものですが、それを我慢してはいけません。
トイレを我慢してしまうと細菌が増殖しやすくなります。
細菌が増えれば膀胱炎や腎盂炎などの疾患を発症しやすくなります。
尿意をもよおしたら我慢せずに、すぐにトイレに行くようにしましょう。
しかし、会議に入ることになったり、トイレに行けない状況になったりすることもあるでしょう。
その場合は、事前にコーヒーや紅茶などのカフェインを含む飲み物を避けるようにしましょう。
脳の働きをよくするためにも水分補給の大切さを知っておきましょう
水分補給は脳の活性化にもつながります。
脳細胞の85%は水分です。
水分不足になれば脳の機能が低下するのは当然です。
また、脳内の神経伝達物質の一種であるセロトニンの量が不足することが、うつ病の原因と考えられています。
セロトニンはトリプトファンから生成されますが、水分が不足すると脳内にトリプトファンが行き届かずうつ状態にならいやすいとされているのです。
さらに水分不足はアミノ酸も減少させてしまい、イライラするなどの症状を引き起こします。
脳や体のためにも水分補給の大切さを認識しましょう
水分不足は健康を損ねて病気になりやすくなるだけではなく、脳の活性化も妨げ、イライラしたりうつ病などの精神疾患にもつながったりすることもあります。
夏だけではなく、季節を通してこまめな水分補給を心がけ、水分不足にならないようにしましょう。