私たちは食べ物からも水分補給をしています


食べ物の種類によって異なりますが、食べ物にも水分は含まれています。

水分補給というと飲み物ばかりに意識が向きがちですが、普段の食事からも水分補給は行われています。

どれくらいの量を摂れているかは食事内容によって変わるので一概にいうことはできませんが、食べ物から一切水分を摂っていない人はいないでしょう。

水分補給の量を考えるときは、食事から摂れる水分を差し引いて考えます。

食べ物以外からの水分補給の目安は1.5リットル~2リットルほどです。

多くの食べ物には水分が含まれています

食べ物の種類にもよりますが、多くの食べ物には水分が含まれています。

瑞々しい野菜や果物を考えると、食べ物に水分が含まれていることが分かりやすいと思います。

もちろんそれらを食べることで水分補給を行うことが可能です。

ちなみに1日に必要な水分量は成人で約2.3リットルといわれています。

食べ物からの水分補給、注意点やポイントは?

食べ物から水分が摂れるといっても、具体的に気を付けることなどはあるのでしょうか。

水分補給を意識したときに、どのような食べ物が良いのかも気になるところです。

ここではさらに食べ物と水分補給の関係について説明しています。

水分を含まない食べ物はあるのか?

水分を含む食べ物なら、瑞々しい野菜や果物などがすぐに浮かぶと思います。

それとは反対に、水分量が少ない食べ物はあるのでしょうか?

水を含まない食材として挙げられるのが、油です。

油は水となじんで混ざり合うことができません。

よく混ぜてもやがて分離して、比重が重い脂が沈んだ状態になってしまいます。

そのため、サラダ油やオリーブ油など市販の油の水分量は0ということができます。

また、水分量が少ない食べ物ならば、保存性を高めたものが多いです。

例えば干し椎茸や切干大根など、保存性を高めるために干して水分を抜いています。

しかし、油も干しシイタケなどをそのまま食べるということは、まずないことでしょう。

油は炒め物や揚げ物に使ったりドレッシングに使ったりするのが一般的ですし、干した食材は水で戻して使うものです。

そのため、水分量が少ない食べ物を使っていても、食事全体からは水分補給をしていることになります。

する必要はないですが、食事から一切の水分も摂らないことはまず無理でしょう。

食べ物からどれくらい水分を摂っているの?

使う食べ物によって水分量は当然異なってきます。

大体の目安を計算する場合は、食事の総重量(g)に0.6をかけてください。

あくまでも推測量なので、参考として考えてください。

食事からしっかりと水分を補うためには、3食バランス良く摂ることが大切です。

水分の少ない食材ばかり偏って食べていれば、必然的に摂取できる水分量を増やすことができます。

成人の場合、大体食べ物からは1リットル前後の水分を補えていると考えられます。

体が必要としている水分量はおよそ2.5リットルともいわれています。

そのため、お水などからは1.5リットル~2リットルほどと考えられています。

1日に必要な水分量を、飲料水からだけ摂るのは大変です。

できるだけ食事にも水分を摂り入れるようにすることで、水分不足の予防に繋がるでしょう。

その際、お水は吸収効率の良い純水がおすすめです。

夏の食べ物は水分量が多いものが多い

その季節の旬の食材というのは、うまいことその季節に必要な栄養素を蓄えてくれているものが多いです。

水分量についてもそのことがいえます。

夏の暑い時期は体の水分が失われやすいですが、夏の旬の野菜や果物には体を冷やすものや水分量が多いものがいくつもあります。

具体的におすすめの食材をいくつか紹介します。

きゅうり

きゅうりは栄養素がなくそのほとんどが水分だといわれるほど、水分含有量が多い野菜です。

その割合は95%ほどとされています。

栄養価が低いといわれいるきゅうりですが、水分以外にカリウムの含有量も高いです。

カリウムは余分な水分の排出に効果があるといわれています。

スイカ

夏の象徴的な野菜で、水分量含有量も高いです。

カリウムやリコピンといった栄養素も含まれています。

トマト

夏野菜のトマトも94%近い水分含有量を誇っています。

抗酸化作用に優れたリコピンなども含まれ、体に良い野菜としても有名です。

レタス

レタスも95%近く水分を含む野菜です。

レタスには気持ちを落ち着ける作用がある成分も含まれているといわれています。

ほかにも水分量が多い野菜はたくさんあります。

アスパラガスや小松菜、セロリやナスなども90%以上が水分です。

色々な食材を取り入れていきましょう。

食べ物のなかでも野菜や果物は水分が多いです


野菜や果物は成長の過程で、根から水分を吸い上げていきます。

そうして吸い上げた水分を細胞に蓄えているので、野菜や果物は水分含有量の多いものがたくさんあるわけです。

もちろん、野菜や果物だけでなく肉や魚にも水分は含まれています。

動植物が生きていくうえでも水分は大切なものなので、それらが元となる食べ物に水分が含まれるのは当然のことです。

難しく考えなくとも、瑞々しいものには水分が多いですし、パサついたものは水分が少ないです。

水分補給は食べ物とお水のトータルで考えましょう

水分補給を考えると、お水をこまめに飲むなどに意識が向きやすいです。

しかし食べ物に含まれる水分も体内に取り込まれています。

1日に必要な水分は食べ物から摂る分も含めてトータルで考えれば良いです。

食事でどれくらい水分を摂れているか、考えてみると良いでしょう。