平熱が低いと血行の悪化から新陳代謝も悪くなります
低体温は血流が悪い状態です。
そのため足先や手先が冷たく、いくら温めてお冷えた状態です。
血行が悪いままなので、栄養や酸素が十分に細胞に行き届かなくなり新陳代謝が悪くなるのです。
低体温をそのままにしておくと、新陳代謝が悪くなるだけではなく、脂肪の燃焼もしにくくなり太りやすくなります。
免疫力も低くなり、風邪をひきやすくなる、病気にかかりやすくなる、さらに肌荒れを引き起こしやすくなります。
血行が悪いと肩こりや腰痛なども起こりやすくなります。
目次
平熱が低いと酵素の働きも悪くなり新陳代謝も悪くなります
平熱が低いと酵素の働きが悪くなることも、新陳代謝が悪くなることにつながります。
酵素には体が栄養素を吸収しやすくする消化酵素があります。
さらに酵素は体内に吸収した栄養素をエネルギーとして機能させる働きがあるのです。
酵素が活性化すれば新陳代謝が高まるとともに、脂肪分解、毒素の除去、免疫力の向上などのメリットがあります。
平熱が低くなる低体温で新陳代謝が悪くなる原因はいろいろです
平熱が低いと新陳代謝が悪くなるだけではなく、酵素の働きが低下してさまざまなデメリットの原因になります。
なぜ平熱が低くなってしまうのでしょうか?
その原因や対策について知っておきましょう。
平熱が低い低体温とは?
最近増えていると言われている低体温ですが、低体温というのはどういった症状なのでしょうか?
低体温とは通常、36℃未満のことです。
50年前、日本人の平均体温は36.9℃だったのですが、現代では36℃に満たない人が増えていると言われています。
人間の体温は36.5~37℃が新陳代謝も活発で免疫力が高くなり、36℃だと熱を生産しようとします。
35.5℃だと新陳代謝の機能が低下するとともに、自律神経にも悪影響を与える、アレルギー症状などに影響を与える、排せつ機能が低下し始めます。
35℃ではがん細胞が増殖すると言われています。
33℃まで下がると凍死寸前です。
このように体の熱の高さは新陳代謝だけではなく、健康や生命に大きくかかわってくるのです。
低体温を改善することが、新陳代謝を高め、健康で美肌になるためには大切なことです。
平熱が下がってしまう原因
服がぬれたまま寝ていたりすると低体温になりますが、常に平熱が35℃台の体温の場合は、運動不足やストレス、朝ごはんを抜くことが多い、などといったことが原因で起こります。
さらに低体温になる原因に、自律神経が乱れることがあります。
自律神経には、交感神経と副交感神経がありますが、交感神経は緊張が続いたり、興奮したりしたときに優位になり、副交感神経はリラックスしたときに優位になります。
ストレスがかかると交感神経が優位になり、血管が収縮するため血行が悪くなり、低体温を起こすのです。
運動不足になると筋肉が衰えて筋肉量が減少します。
熱の産生が高いのが筋肉なので、筋肉量が減ると体温も低くなってしまうのです。
平熱を上げて新陳代謝をアップする方法
平熱を上げるにはどのような方法があるかというと、一つは運動です。
運動をすることでストレス解消になるとともに、筋肉量を増やすことができます。
血行もよくなるので、新陳代謝を高めることにつながるでしょう。
また、食生活においては体を冷やすものばかり食べないことです。
生野菜は野菜でも体を冷やしてしまいます。
野菜を摂るときにはゆでる、蒸す、など熱を加えたものを食べるようにしましょう。
日常生活においては、体を冷やさないことが大事です。
入浴はシャワーだけですまさずに湯船につかってください。
湯船につかることで汗もかきやすくなり、血行もよくなり、新陳代謝もアップします。
また、その際は十分な水分補給を忘れないようにしましょう。
寒い日は短いスカートなどをはかない、はくとしても厚手のタイツなどを着用するようにしましょう。
夏場など冷房が効いた部屋に長時間いるときには、ひざ掛けなどを使って体を冷えから守ることが大事です。
平熱が低い低体温と冷え症の違いを把握し新陳代謝を高めましょう
低体温を改善するには、まず冷え症との違いも知っておきましょう。
冷え症は手足の血管が収縮し血流が悪くなることで起こりますが、低体温は体の深部体温が低くなることで起こります。
冷え症も基本的には改善方法は同じですが、低体温を改善するには日常生活において、体を冷やさないようにすることを意識しましょう。
さらに、規則正しい生活をする、ストレスを溜めないなどといった点に注意し、自律神経のバランスを乱さないことも重要です。
平熱が低い低体温を克服して新陳代謝を高めましょう
平熱が低い低体温になると新陳代謝が悪くなります。
原因は血行が悪くなることや酵素の機能が低下することです。
そうならないためにも、運動をする、食べ物に注意する、ストレスを溜めない、体を冷やさないといった点に注意して、低体温を改善することが大事です。