入浴は新陳代謝を高める効果が期待できます
入浴をすることで体温が上がり血流がよくなるため、新陳代謝が高まります。
新陳代謝が高まり血流がよくなると、体内の老廃物や余分な水分が排出されやすくなります。
その結果、疲労回復、コリの改善、ダイエットになるのです。
さらに、入浴をすることで、水圧が血管に加わり、血行がよくなるため心臓の働きも向上します。
その結果、血液やリンパの流れがよくなって新陳代謝が高まるのです。
入浴にはシャワーでは得られない新陳代謝アップ効果が期待できるのです。
目次
入浴は血行をよくするため新陳代謝を促します
シャワーの刺激だけよりも湯船にしっかりつかった方が、血行はよくなります。
入浴をすることで、体温上昇、発汗、リラックスの効果が期待できるため、血流がよくなり、老廃物が流れやすくなり新陳代謝が高まります。
体温が1度上がると基礎代謝は12%アップすると言われています。
お風呂にゆっくりとつかり、血行をよくしましょう。
入浴でより新陳代謝を高めるにはポイントがあります
入浴をすることで新陳代謝は高まりますが、烏の行水などと言われるくらい数分だけ湯船につかっても効果はありません。
お風呂に入っているのに新陳代謝が高まっているとは思えない、という人は入浴方法が間違っているのかもしれません。
正しい入浴で新陳代謝を高め、美容・ダイエット効果を期待しましょう。
入浴時間は20分を目安にする
入浴で新陳代謝を高めるためには20分を目安にお風呂に入りましょう。
20分間ずっと湯船に入っている必要はありません。
5分入ったら湯船から出て体を洗ったり、休憩をしたりしてまた湯船に入る、ということを繰り返せばいいのです。
なぜ20分という時間が必要なのかというと、入浴によって体温が上がり体全体の血流がよくなるためには約20分必要だからです。
シャワーで血行がよくならないのが、体の表面しか温まらず、血行が十分によくならないためです。
入浴中は読書をしたり、音楽を聴いたり、防水機能のあるテレビを見たりすると時間が過ぎていきます。
軽いストレッチをするのもおススメです。
また、入浴前、入浴中、入浴後は水分をしっかり取ることが大事です。
水分が不足すると血液濃度が高くなり、動脈硬化などの原因になります。
水分補給を忘れないようにしましょう。
温度にも注意する
体を温めるなら、温度が高い方がいいのでは?と思うこともあるでしょう。
寒い冬などは、熱めのお湯の方が気持ちがいいです。
しかし、熱めのお湯で急に体を温めると血圧の上昇を急激に起こし、心臓に負担をかけてしまいます。
肌を乾燥させてしまうこともあります。
体への負担をかけず、新陳代謝を高めるお湯の温度は、春から秋は38度、冬は40~41度です。
この温度は少しぬるめと感じる温度ですが、時間が経つと汗が出て、体の中から温まってきます。
ぬるめのお湯に入ることで、副交感神経が優位に立ち精神的にもリラックスできます。
ぬるめのお湯に入ると、血液がしっかり循環するため、湯冷めもしにくいです。
保湿成分が流れ出す心配もないので、肌の乾燥を予防することも可能です。
新陳代謝を高めるに入浴剤を利用する
お湯につかるだけでも新陳代謝を高めることはできますが、より効果をアップさせるには入浴剤がおススメです。
入浴剤には血行をよくするものや、発汗を促すもの、保湿成分が配合されているものなどさまざまな種類があります。
バスソルトなど塩が入っている入浴剤には、通常のお湯よりも血行促進効果が高いと言われています。
塩は吸着作用もあるので、毛穴の汚れを取り除いてくれる働きもあります。
発汗作用も高く、デトックス効果も期待できるのでおススメです。
炭酸入浴剤も血流をよくしてくれる入浴剤です。
炭酸入浴剤は血管拡張作用があるため、血行をよくしてくれるのです。
さらに炭酸には余分な皮脂や角質を浮かせて除去するという作用もあるため、肌もすべすべになります。
間違った入浴方法では新陳代謝を高めることができません
入浴をしても結果新陳代謝も高まらないという場合は、入浴方法が間違っている可能性があります。
半身浴は美容にも健康にもいと言われている方法ですが、肩を出して入浴していると肩を冷やし、血行を悪くしてしまいます。
半身浴をする際には、肩にタオルをかけるなど湯船から出ている部分を冷やさないようにしましょう。
また、肩までつかるのはいいのですが、長時間つかっていると心臓に負担がかかることがあります。
心臓の弱い人は、休憩をはさみながら入浴をするようにしましょう。
新陳代謝を高めるには正しい方法で入浴をしましょう
新陳代謝を高めるには、お湯の温度や入浴時間などを守り、正しい方法で入浴をすることが大事です。
さらに入浴の効果を高めるためには、水分補給を忘れないことと発汗作用や血行促進作用のある入浴剤を利用するといいでしょう。