肺の不調は水分代謝の不調を引き起こすと言われています
肺と言えば、呼吸に関係している臓器というイメージが強いため水分代謝との関係性がないと思っている方も居るかもしれません。
ですが、肺にも不調が現れれば水分代謝の異常が発生し、身体になんらかの変化を感じるということもあります。
関係ない臓器だと思って臓器の不調を放置するというのは、時に関係性が無さそうな部分にも影響を与えることがあるので色んな身体への影響を注意する必要があるので注意しましょう。
目次
肺と水分代謝の関係性
臓器は、その臓器ごとに生命を維持するための重要な働きがあります。
ですが、1つの臓器が悪いからといってその臓器に影響のある身体への変化を与えるというだけではないこともあります。
病気を引き起こす理由として、1つの臓器の不調が他の臓器へ影響を与えて病気を引き起こしているという考えもあります。
そのため、肺の調子が悪くなることで水分代謝に影響を与えることも十分に考えられます。
肺の影響による水分代謝の症状を防ぐためにすべきことは?
水分代謝の異常として代表的なのは、むくみや冷え性による発汗の抑制などです。それらの不調を防ぐためにすべきことをご紹介します。
また、つながりが無さそうな水分代謝と肺との関係性もご紹介していくので、今まで知らなかったという人も意識して生活をしていくことによって身体の状態も変化していくかもしれません。
発汗を促して水分代謝の異常を防ごう
人の身体というのは、身体の中に水分を取り入れると発汗や排せつなどによって水分を身体に排出していくというのが通常の流れになります。
ですが、そういった水分の排出が正常に行われなくなってしまうと身体の中には不要な水分があふれてしまい、身体がむくみなどを引き起こしてしまうこともあります。
なので、不要な水分を身体にとどめておかないためにもしっかりと発汗を促していかなければいけません。
温熱性の身体が温まる食材を食べたり、入浴して身体を暖めたり、運動したりするなどを生活の中で取り入れてしっかりと汗をかいて不要な水分を身体にとどめておかないようにしてください。
利尿作用のあるものを摂取しよう
むくみが気になるなどの水分代謝の異常を感じたときは、利尿作用がある食べ物の摂取もおすすめです。
利尿作用がある食べ物を摂取することによって、身体の中にある不要な水分を尿として身体に出してくれます。
特に利尿作用が高いと言われているのは小豆や山・トウモロコシやアジなどほかにもたくさんあります。
不要な水分を身体にとどめておくという状態を維持するためにもむくみなどが気になった時は食事の中に利尿作用を持っている食材を含んだ食事を取り入れていきましょう。
砂糖の摂りすぎは要注意です
砂糖を多く含む甘い食べ物が好きと言う人も中には多くいらっしゃいます。
実は、砂糖には身体を冷やす働きもありますし水分を吸収してしまうという一面も持っている物質です。
砂糖を摂取すると自然と身体が水分を欲してしまい、水分の摂りすぎによってむくみを引き起こしてしまうということもあるので注意しなければいけません。
甘い物には強い依存性があり、依存してしまうと身体が砂糖を欲してしまいますし、砂糖を摂取することによって身体の血糖値が不安定な状態になってしまうので身体の中で悪循環が引き起こされてしまいます。
砂糖の中でも黒砂糖やてんさい糖、きび砂糖などはむくみを改善するのに有効な糖分と言われているので、甘いものが食べたくなったときは白砂糖ではなく黒砂糖・てんさい糖・きび砂糖などで作られたお菓子などを食べた方が安心です。
実は肺は水分を排出している
知らない人も多いかもしれませんが、私たちが呼吸をする時には息を吐いた瞬間に肺から水分が排出されています。
そのため、人は知らず知らずのうちに水分を外に出していることになります。
なので、身体に必要な分の水分は補給しておかなければ知らず知らずに身体の外に水分が出ることによって身体が水分不足になることもあるので注意しましょう。
肺など臓器の不調は水分代謝の不調を招く理由
肺は、西洋医学では呼吸機能を担っているだけではなく、水分代謝や皮膚の調整などにも大きく関係している臓器だと考えられています。
なので、肺が不調になれば水分代謝とも関係している臓器なだけに影響が及ぶこともあるというのは容易に想像することができるでしょう。
水分代謝は消化器官と密接な関係にあり、肺はその消化器官の働きによって助けられているという一面もあります。
なので、肺か水分代謝の調子が悪くなればどちらも不調になってくるというのは当然のことだとも言えます。
肺と水分代謝には深い関係があります
肺は、呼吸だけではなく水分代謝とも関わりを持っていることを理解し、さらに呼吸の時にも水分を体外に排出しているということはしっかり把握してください。
水分を適量とってむくみ・水分不足にならない身体を目指すといいでしょう。