水分補給のときには水とともに塩分の割合を考えなくてはなりません
大量に汗をかいたら水分補給しますが、水だけではなく塩分も一緒に取り入れましょう。水分補給として一度に大量の水だけを摂取すると体内のバランスが崩れて体調が悪くなってしまいます。
汗には水分だけでなく塩分の割合もあります。
汗をなめるとしょっぱい味がしますが、これは塩分が水分の中にある程度の割合含まれている証拠です。
水分補給をするときには、汗の量を目安にして失われた塩分もきちんと補給することが大切なのです。
水分補給だけじゃダメ!汗をかいたら塩分の割合も重要
汗をかいた時には、水だけを大量に飲むと血液のナトリウム濃度が下がってしまいますので、体液の濃度が下がります。
私たちの体には水分とともに塩分の割合も含まれています。
これでは体の状態が良くないと勝手に体が判断し、水分を取ることを嫌がり水を飲めなくしてしまうのです。
水分補給できないと体力回復も望めません。
この状態が続くと熱中症となるのです。
水分を摂取する理想的なタイミングは?
汗をかいて水分を大量に排出してしまったら水分補給が必要ですが、いつ水分補給するのが良いのでしょうか?
タイミングは特にはありません。
のどが渇いたら水分補給をしましょう屋外で仕事をしている人は炎天下でも関係なく仕事に従事しています。
このような場合にはこまめに休憩をとり水分補給をしましょう。
継続的に汗を大量にかいている場合、こまめに水分を取らないと熱中症になってしまいます。
強いて言うならタイミングは15分から30分置きが良いでしょう。
ずっと大量の汗をかいている状態であれば常に水分を手元に携帯しているほうが望ましいですが、仕事の邪魔になるようなら頻繁に休憩を取ってそのたびに水分を取りましょう。
もちろん水分だけではなく塩分も一緒に取り入れなければなりません。
人の体内は半分以上が水分です!
人間の体には、水分が体重の半分以上を占めています。
子供は体重の80%、成人では60%、65歳以上の高齢者は50%程度が水分で占められています。
これを見てみわかるように水分の割合は年齢とともに減っていきます。
また、体の水分には、塩分が入っています。
血液を通して、体中の水分と塩分の調整を行っているのですが、汗を大量にかくと塩分が排出されるので、塩分を摂取しないでいると水分調整がうまく行かなくなり、体調不良となるのです。
めまいや立ちくらみ、酷くなると頭痛や熱中症などの症状が出てきます。
熱中症を甘く見てはいけません。
熱中症は、早く対処しないと危険な状態になってしまうので気をつけなければならないのです。
日常生活を送る上で、汗をかくのは心配ないのですが、炎天下で大量に汗をかいた時には定期的な水分補給と塩分補給が必要です。
熱中症対策の飲み物は何が良いの?
夏場は買い物や洗濯で外に出ただけでも大量に汗をかきますから水分補給が必要です。
家にいる時にお茶タイムをしているから大丈夫と思っていると熱中症になってしまいます。
珈琲や紅茶などは利尿作用があるので、思ったほど水分補給はできていません。
汗には塩分が含まれているので、水分補給するときにも塩分の割合がある飲み物を飲みましょう。
スポーツ飲料なら手っ取り早く塩分も水分も補給出来ていいと思うでしょうが、スポーツ飲料には大量の糖分が含まれていますので、飲みすぎるとどんどん脂肪となって体についてしまいます。
熱中症対策をしながら太ってしまうのは避けたいところでしょう。
おススメの飲み物は水に塩分と糖分を混ぜたものがいいでしょう。
冷えたイオン飲料や経口補水液の利用が手軽ですが、自分で作れば格安で作れます。
まずは、1リットルの水を準備します。
ティースプーン半分の食塩焼く2gと角砂糖を好みに応じて数個溶かせば出来上がりです。のどが渇いた時に飲めば水分も塩分も補給することができるでしょう。
急性の脱水症・熱中症になる前に水分補給と塩分補給
夏の暑い日、炎天下でスポーツや仕事を行うと大量の汗をかきます。
急速に水分や塩分が汗となって排出されるので、そのまま水分を補給しないでいると急性の脱水症や熱中症になってしまいます。
脱水症状には、水分のみ不足する脱水症状、水分・塩分が不足する脱水症状の2種類があります。
水分と塩分の両方が足りなくなった状態の脱水症状や熱中症になってしまった場合、水だけのんでも改善は難しいでしょう。
水分と塩分を補給しないと、どんどん体温が上昇して症状が重症化してしまいます。
そこで、役立つのが水に塩と糖分を加えた飲み物です。
体内の水に近い成分にしている飲み物を補給することで、症状を悪化させることはありませんし、脱水症状や熱中症から防ぐこともできるのです。
日常生活の水分補給は水だけではだめなの?
日常の発汗量程度なら水分補給は、水だけで問題ありません。
普通に食事をしていると食事から塩分も取れているのでわざわざ水分と一緒に塩分を取る必要はないのです。
ただし夏場には普通に生活をしているだけでも汗を頻繁にかきますから、積極的に水分補給を行いましょう。
コーヒーやお茶、紅茶などで水分補給しても利尿作用があるために、水分が不足することもあります。
水を積極的に飲みましょう。
脱水症や熱中症にならないように水分と塩分の割合に気をつけましょう
大量に汗をかくと水分と塩分が汗となって排出されていますから、水分を摂取するだけではなく、塩分も一緒に補給しましょう。