新陳代謝と基礎代謝を上げるメリット
新陳代謝と基礎代謝を同じ意味だと思っている人も多いようですが、両者には違いがあります。
まず新陳代謝とは、爪や髪の毛肌のように古い組織をどんどん排出することをさします。
一方基礎代謝とは、体温の維持や呼吸する、内臓を動かすといった最低限必要な消費エネルギーのことをさします。
新陳代謝を上げることで肌のターンオーバーなどがスムーズになり、いつまでも若々しい体を維持できます。
一方基礎代謝を上げることでカロリーの消費量を増やし、痩せやすく太りにくい体質になるわけです。
運動で消費するカロリーは少ない?
ダイエットにチャレンジしようと思って、ジョギングやウォーキングをしている人もいるでしょう。
しかしこのような体を動かすためのエネルギー消費量は全体の20%程度です。
一方基礎代謝は70%近くを占めているといいます。
運動するのが無駄だとは言いませんが、基礎代謝を上げることのダイエット効果がいかに大きいかがお分かりでしょう。
新陳代謝と基礎代謝を上げる方法とは
いつまでも若々しい体を維持するためには、いかにして新陳代謝と基礎代謝を上げればいいかを考える必要があります。
新陳代謝と基礎代謝を上げられる、いつからでも手軽に始められる方法について、ここでいくつか紹介していきましょう。
食材に気を使ってみる
新陳代謝や基礎代謝を上げるためには、食生活に気を使うことが大事です。
まずは低脂肪・高タンパク質の食材を摂取するように心がけることです。
具体的には鶏のささみや白身魚などを中心に食べるメニューを組み立てていくと良いでしょう。
脂肪分の少ない動物性タンパク質は消化するだけでもそれなりのエネルギーを必要とするからです。
その他には硬めの野菜や果物など、よく口の中で噛まないと紹介できないものを取り入れることも大事です。
食べ応えのある食材を摂取すると、10%近くそうでない食材と比較してエネルギーの燃焼効率がアップすると言われています。
パンも単なる食パンではなく全粒粉パンを食べれば、食物繊維が多い分体内で消化するまでに時間がかかりますからおすすめです。
適度な運動をすること
代謝を上げる方法としておすすめなのは、運動をする習慣をつけることです。
運動することで血行が良くなり、細胞の活動も活性化します。
筋肉も付きますから、基礎代謝の全体的な底上げ効果が期待できるからです。
また運動をすれば大量の汗をかくでしょう。
汗をかくというのは老廃物の排出行為につながって、新陳代謝を上げる効果にもつながっていきます。
このため、運動をすれば基礎代謝と新陳代謝の両方を一気に向上できるわけです。
ちなみに代謝を上げるのであれば、有酸素運動を取り入れた方が良いでしょう。
筋トレなどでも代謝量を上げることは可能ですが、いかんせん長時間連続して運動をするのは厳しいでしょう。
ウォーキングやジョギングなどの有酸素運動であれば、無理なく長時間継続して運動できるはずです。
また長い時間運動することで、より多くの汗をかき、新陳代謝を上げやすい面から見てもおすすめといえます。
睡眠時間をしっかり確保すること
新陳代謝を上げるためには、成長ホルモンが必要不可欠と言われています。
成長ホルモンは夜10時から午前2時にかけて、ゴールデンタイムと言われますが分泌量が特に増える時間帯と言われています。
この時に余計な活動をしていると、成長ホルモンを新陳代謝の働きに効率的に回せなくなります。
そこで先ほど紹介した夜の10時から午前2時ごろにかけては、なるべく眠るように心がけることが大事です。
夜更かしをなるべくせずに、どうしてもやらなければならないことがある時を除きしっかりと睡眠時間を確保するように心がけましょう。
スマホやパソコンを持っている人も多いでしょうが、これらの画面は脳を覚醒する効果があります。
なるべく眠る前にはスマホやパソコンを見ないように心がけることも、質の良い睡眠をとるために重要なポイントです。
水分補給も重要なポイント
新陳代謝や基礎代謝を上げるために水分補給をこまめにすることも大事なポイントです。
新陳代謝を上げるためには、汗や尿などで老廃物の排出をスムーズにすることが求められます。
そのためには、水分が体内に十分にないといけません。
また基礎代謝と言って、脂肪などをエネルギーに変換するためにも、水分は欠かせません。
ですから喉が渇く前に、こまめに水分補給を心がけることが大変重要なわけです。
何かのついでにコップ一杯の水を飲むような習慣をつけると良いでしょう。
規則正しい生活習慣が重要
基礎代謝や新陳代謝を上げる方法と言われると難しく感じるかもしれません。
しかし栄養バランスのとれた食事をするとか、睡眠時間を良くとる、運動をするといった感じでそれぞれは決して難しくないものです。
代謝を上げるためにも、一度生活習慣を見直してみてはいかがですか?