喘息の内服薬を飲んでいるときはミネラルウォーターに注意

内服薬とミネラルウォーターは一緒に飲まない方がいい
ミネラルウォーターには体にさまざまな恩恵をもたらしてくれる効果があると言われ続けて久しくなっています。

もちろん、それぞれの効果は否定できるものではなく、例えば喘息などのアレルギー症状の改善にも一役買ってくれるという説もあります。
そのため、喘息持ちの方が飲料水をミネラルウォーターにしているというケースも多くあります。

しかし一方で、内服薬を飲んでいるときにはミネラルウォーターの成分が邪魔をすることもあると言われており、飲むタイミングは注意が必要かもしれません。

薬を飲むタイミングでなければOK

ミネラルウォーターが内服薬と相性がよくないとされるのは、喘息の治療薬に限ったことではありません。

まだ内服薬との関係性はすべてが解明されたわけではありませんが、ミネラルウォーターに含まれるミネラル分が薬の効き目を弱めてしまう可能性があるのです。

ただし、薬の服用のタイミングを避ければ、通常の飲み水としては取り入れても特に問題はないでしょう。

ミネラルウォーターと喘息の関係

無添加で安全というだけではなく、さまざまな健康効果が期待できると言われているミネラルウォーターは、ダイエット、糖尿用予防にイライラ改善まで幅広く用いられています。

その効果の1つとしてアレルギー症状の改善も挙げられ、いまだ確固たる治療法が見つからないものに関しては体質改善の意味でミネラルウォーターが用いられることがあるのです。

喘息もアレルギー症状の1つですが、これもミネラルウォーターを飲み続けることで改善が期待されると言われています。

内服薬との相性は気を付ける必要がありますが、そうした点も含めてミネラルウォーターと喘息について見ていきます。

ミネラルウォーターがアレルギー症状によいとされる理由

喘息をはじめとして、アトピー性皮膚炎やアレルギー性鼻炎など、各種アレルギー症状に悩まされている方は多くおられます。

その多くは根本的な治療法がなく、それぞれに出る症状に対しての対症療法を取るしかないのが現状です。

しかしほとんどは自己免疫の不調からくるものであると言われており、そのために体質改善をすることに重点を置かれつつあるのです。

喘息の症状と原因

喘息は自己免疫不全の一環として見られています。
症状は突然の発作として表れることが多く、呼吸をするときに息苦しさ、そしてゼーゼーという音やヒューヒューという音がのどからの呼吸で生じ、呼吸が困難になってしまう疾患です。

また激しい咳や肺の圧迫感なども症状として挙げられます。
原因ははっきりとは解明されていない面もありますが、体内の免疫機能を担うIgE(免疫グロブリンE)の機能が正常に働かないことから起こるという説が一般的です。

他のアレルギー疾患にもこのような免疫不全が起きているものと考えられています。

ミネラルウォーターは喘息以外にも効果があるらしい

ここで、アレルギー症状を持つ方がミネラルウォーターを飲むとどうなるかという話になりますが、実際に化学的にその効果効能が解明されたわけではありません。

しかし、お水を一定量毎日飲むこと、またミネラルが効果を発揮することで、代謝をアップさせて免疫力を向上させることができると言われているのです。

つまり、喘息に限らず免疫力が足りないことで起こるアレルギー症状においては、幅広くミネラルウォーターが活用できるということになるのです。

ミネラルパワーが体を強くする

ミネラルウォーターにはさまざまなミネラル分が含まれていますが、その役目とは体内の水分調整、糖質や脂質の代謝、骨の生成や血管などの収縮、血行促進に老廃物の排出など非常に幅広いものです。

私たちの生体活動のほぼすべてにミネラル分が関与していると考えてよいでしょう。

このように、生体活動を活発にしてくれることでおのずと体内の免疫力がアップし、外部からの刺激に対しての過剰な反応を抑えられたり、また炎症の起こりにくい強い体にしたりすることができるわけです。

薬との飲み合わせには注意

このように、喘息をはじめとしたアレルギー症状には効果が期待できるとされるミネラルウォーターですが、そこに含まれるミネラル分があだになることもあります。
それは、内服薬と一緒に飲むときです。

明確にこの薬とミネラル分の相性が悪いといった報告はありませんが、やはりミネラルは薬の何らかの成分と結びつきやすいことは確かです。

その結果、せっかくの有効成分が体内に取り込まれず、その効果が見込めなくなってしまうのです。

治療方法や症状によって使い方はさまざま

一口に喘息といっても、その症状の出方や患者の年齢などはまちまちで、その方それぞれの症状を持っているものです。

そのため、治療法も内服薬と吸入薬のいずれか、もしくは両方用いていることもあるでしょう。

その治療方法や症状などによって、ミネラルウォーターを飲むことがどのように影響するかはこれも個人差があるといえます。
ある方には一定の効果が見込め、ある方には薬などとの併用は避けた方がよいということもあるのです。

いろいろな情報があるが症状と向き合うこと

ミネラルウォーターを飲む際は自分の症状をよくみてから
喘息などのアレルギー疾患については、その機序があいまいな状態であるだけに実にさまざまな情報が飛び交っています。
そのどれもが嘘とは限りませんが、あくまで一説であるという認識は持っておいた方がよいでしょう。

ミネラルウォーターで免疫力がアップするというのも、含まれる成分的にはもちろん考えられることですが、実際には治療に支障のない程度に自分自身で試してみて、自分の症状とよく向き合うことから始まります。

最終的にはかかりつけの医師に相談してみるのが一番よいでしょう。

適度に取り入れればスッキリできる

薬との飲み合わせに多少注意が必要であるとはいえ、ミネラルウォーターは基本的に健康飲料として広く受け入れられているお水です。

飲み方によっては免疫力向上やデトックスになることも期待できますから、日常の生活に取り入れてみても問題はないでしょう。