【保存版】ウォーターサーバーの維持費はいくら？節約は可能？

ウォーターサーバーの維持費は月3,500〜7,000円程度で、エコモードの活用や都度注文にすることで節約が可能です

ウォーターサーバーを利用するうえで、どの位の維持費がかかるか、はっきりわからない方も多いかもしれません。

結論、維持費として、水ボトル代や電気代などがかかることが考えられます。また、維持費以外に必要な費用もあるため、この記事ではそれぞれの費用項目における1か月のコストを説明します。

また、ウォーターサーバーの維持費は、工夫によってある程度は抑えることが可能です。ウォーターサーバーの維持費節約のコツについても言及しているので、利用の際の参考にしてください。

ウォーターサーバーにかかる維持費は「水ボトル代」や「レンタル料」

ウォーターサーバーを使用するにはいくつかの維持費がかかります。具体的にどのような費用がいくら位かかるのかチェックしておきましょう。

水ボトル代

ウォーターサーバーは本体に水ボトルを差し込んで、使用するお水を補給します。お水がなくなったら新しい水ボトルと交換します。

お水を切らさないためには、水ボトルを定期的に購入し、ストックしておかなければなりません。ウォーターサーバーの維持費の中で、水ボトル代は大きなウェイトを占めます。

お水の消費量によって必要な量は違うので、事前に大体予測しながら注文しておく必要があります。水ボトルの料金はお水の種類やウォーターサーバー業者によって差はありますが、一般的に1本が12L入りで2,000円前後です。

特定の水源から採水した天然水よりも、特殊なRO膜でろ過したRO水の方が、リーズナブルだとされています。RO水は1本12L入りで1,200円前後なので、天然水よりも800円程度安いことになるでしょう。

基本的に必要とする使用量分を注文すると思いますが、最低注文数がある点には注意が必要です。最低注文数とは、契約するうえで注文しなければならない最低本数のことです。

契約前に確認しておくことをオススメします。

サーバーレンタル料

ウォーターサーバー本体を購入することもできますが、高額になります。そのため、ウォーターサーバー会社では本体をレンタル契約にし、レンタル料金を請求する形を取っているところが多いです。

サーバーレンタル料は業者によって差がありますが、大体月に500～1,000円程度が一般的だとされています。また、デザインや機能性によってはさらに高い金額に設定されている場合もあります。

なかにはサーバーレンタル料を無料としているところもあるので、契約前にチェックしておきましょう。

電気代

ウォーターサーバーは、温水をいつでも提供できるように温度管理がされています。また、お水が中で循環し、衛生状態を保つ自動クリーン機能が搭載されている機種が多いです。

そのため、電源は24時間つけておかなければなりません。そうなると電気を消費するため、電気代がかかってきます。

ウォーターサーバーの電気代は基本的に月に500～1,000円程度とされています。ただし、お水を使わない夜間は節電モードに切り替わる省エネ機能を搭載した機種なら、消費電力が減るので電気代をある程度まで抑えることが可能です。

配送料

水ボトルを注文すると定期的に配送されてきます。配送料金は無料としているウォーターサーバー会社も多いです。

ただ、その分水ボトル代に上乗せされている場合もあります。配送料がかかる場合は、約500～1,000円なのが一般的です。

全国一律となっているケースが多いですが、北海道や沖縄、離島などは別料金で設定されていることもあるため注意しましょう。また、配送回数ごとに費用がかかってくるので、年間を通してトータルでいくらかかるか大体見積もっておくことが大事です。

メンテナンス代

ウォーターサーバーは自動クリーン機能が搭載されている機種であれば、簡単なお手入れで清潔な状態が保てます。しかし、ある程度の期間が経つと内部の部品が汚れたり劣化したりすることもあるため、ウォーターサーバー業者による定期的なメンテナンスも必要です。

年に1回から数回のメンテナンスは無料の場合もありますが、月に1,000円程かかるところもあります。サービス内容によってはさらに費用がかかることもあるでしょう。

また、故障した場合は部品交換で別途費用が発生する可能性もあります。メンテナンス代も事前に調べておきましょう。

⇒ウォーターサーバーの電気代の節約方法に関する記事はこちら

維持費以外に必要な「初期費用」や「解約料金」もチェック

ウォーターサーバーは、維持費以外にも必要な費用があります。どのような費用がかかるのかを知っておきましょう。

初期費用

初期費用とは、初回にウォーターサーバーを設置するのにかかる費用のことをいいます。ウォーターサーバー会社では、サーバー本体をレンタルとし、初期費用は無料となる会社が多いです。

ただし、プランによっては有料となることもあります。たとえば、省エネサーバーや水素水サーバーといった高機能を搭載しているウォーターサーバーを設置する際は、初期費用が約3,000～10,000円かかる場合もあります。

初期費用が必要かどうかで負担額も変わるので、ウォーターサーバー会社に契約前に確認しておきましょう。

解約料

解約料は、ウォーターサーバーを解約する際にかかる費用のことです。ウォーターサーバー会社では最低契約期間を設けているところもあります。

最低契約期間とは、ウォーターサーバー会社が、少なくともこの期間内は契約を継続するようにと事前に設けている期間のことです。もし、最低契約期間内に解約することになれば、契約違反として違約金という形で解約料を請求されます。

解約料は契約期間やウォーターサーバー会社によって差がありますが、約4,000～20,000円だとされています。長期間使用するかどうかわからない場合は、とくに最低契約期間や解約料をきちんと調べておくことが大事です。

配送休止時の手数料

ウォーターサーバーの水ボトルは、大体毎月送られてきます。しかし、お水が消費しきれないのに次々と送られてくれば、お水が余り困ってしまうでしょう。

その場合、配送を一時的にストップしてもらえます。ただし、毎月送られてくる水ボトルの配送を一時的に休止すると、手数料がかかる場合があるので注意が必要です。

手数料はウォーターサーバー会社によって異なりますが、1,000円前後だとされています。中には日数を決めてその期限までは無料とし、以降手数料がかかる会社もあります。

たとえば最終配送日から60日経過したらウォーターサーバー1台につき、880円の手数料がかかるようなイメージです。さらに90日経過するとまた手数料が加算されていく場合もあり、会社ごとに決まりがあるため確認してみましょう。

ウォーターサーバー会社の中には、定期配送以外にも必要な分だけその都度配送してもらえるシステムを導入しているところもあります。注文数を変えられるためお水があまりにくいので、配送休止しなくても済みます。

利用人数別の維持費は「1人で3,500円」「4人で7,000円」が目安

ウォーターサーバーは、使用人数によって維持費が変わってきます。そこで利用人数別の水代、電気代の月額費用を解説するのでチェックしておきましょう。

1人暮らしの場合

大人は1日約0.6～1L位のお水を消費するとされています。大人1人で1か月に少なくとも、約15Lのお水を必要とすることになります。

水ボトルが1本あたり12Lとすると、1か月に消費する水ボトルは2本が目安です。水ボトルは比較的リーズナブルなRO水を選ぶとし、1本約1,200円で計算します。

そうなると、1か月の水ボトル代は約2,400円です。さらに電気代は月に500～1,000円なので、1人暮らしの場合は約3,400円かかることになります。

また、選ぶお水の種類によって金額は変わってきます。

2人暮らしの場合

大人2人暮らしでは、1人暮らしの倍の量のお水が必要だと考えられます。そうなると、1人の1か月の水使用量は約15Lなので2人だと約30Lです。

水ボトルは比較的リーズナブルなRO水を選ぶとして、1本約1,200円で計算します。すると水ボトルは少なくとも月に3本位は必要になるので、月の水ボトル代は約3,600円になります。

電気代は1人暮らしの時と変わらないため、月に500円～1,000円位です。2人暮らしの水代と電気代の維持費は、1か月約4,600円位かかることになります。

3人暮らしの場合

3人暮らしの場合、大人1人暮らしの約3倍の維持費が必要となります。1人の1か月の水使用量は約15Lなので、3人暮らしでは約45Lです。

水ボトルは同じようにRO水を選ぶとすれば、1本約1,200円で計算します。45Lだと月4本になるので、水ボトル代は約4,800円になるでしょう。

電気代は1人暮らしの時と変わらないため、月に500～1,000円位です。3人暮らしの水代と電気代を含む維持費は1か月5,800円位となります。

3人家族のうち、1人が赤ちゃんの場合、ミルク作りに大人1人が1日に必要な量と同量のお水が必要だとされています。そのため、維持費は大人3人分とほぼ同じです。

子供が小学生の場合、体重に応じて1日に必要なお水の量が異なります。体重kgごとに60～80mlのお水が必要です。

たとえば体重20kgなら6L、3kgなら24L、4kgなら42Lです。これを月の使用量で計算して、水ボトル何本にあたるかを換算すれば月の水ボトル代が出ます。

家族構成や使用人数に応じて計算してみてください。

4人暮らしの場合

4人暮らしの場合、大人1人暮らしの4倍の維持費が必要となります。1人の1か月の水使用量は約15Lなので、4人暮らしでは約60ℓです。

水ボトルは月5本必要となるため、月の水ボトル代は6,000円程度でしょう。電気代は1人暮らしの時と変わらないため、月に500円～1,000円位です。

4人暮らしの水代と電気代を含む維持費は1か月約7,000円となります。4人暮らしの場合も、家族に子供が含まれる場合は維持費が変わってくるので注意しましょう。

⇒2人暮らしにピッタリなウォーターサーバーの選び方に関する記事はこちら

節約のコツは「エコモードの活用」や「水ボトルの数量」を意識

ウォーターサーバーの維持費は、工夫すればある程度は節約することも可能です。ここでは、節約のコツを紹介します。

エコモード・省エネモードを選ぶ

ウォーターサーバーにはさまざまな機能が搭載されています。どのような機能がついているかは、ウォーターサーバー選びのポイントとなります。

エコモード機能や省エネモード機能は、夜中や外出時などウォーターサーバーを使用していない時間帯に節電モードに切り替わり、電気消費量を抑えられる機能です。

ウォーターサーバーはいつでも温水が使えるように、内部でお水をある程度高温に保っておく必要があります。そのために24時間電力が消費されていますが、エコモードや省エネモードが搭載されていれば、一時的に温水機能やライトを待機電力で維持しておくことが可能です。

また、電気代を節約するために、コードを抜いて電源をオフにしてしまうと、内部の衛生状態が保てず雑菌の繁殖を招くことになるのでやめましょう。

水ボトルの注文数を調整する

ウォーターサーバー会社では1か月の使用本数をあらかじめ決めて、月額料金を支払って定期的に配送してもらうのが一般的です。しかし、思ったよりもお水を使用せず、水ボトルが余ってしまうことも考えられます。

また定期配送の場合、最低注文数が決められている場合が多いです。自分で自由に注文数を変えられないため、不便だと思うかもしれません。

注文を一時的にストップできる配送スキップサービスを導入しているところもありますが、一定期間を過ぎると手数料を請求されることもあります。

しかし、ウォーターサーバー会社の中には、使用量分をその都度注文、配送してくれるところもあります。自分が必要な分だけを注文できるので、水ボトルをストックする場所を作ったり、余ったお水を無駄にしたりすることもありません。

経済的なため、都度注文を導入している会社がオススメです。

1本あたりの価格が安い水ボトルを選ぶ

水ボトルの価格はお水の種類や各ウォーターサーバー会社によって違いがあります。種類では、特定の水源から採水する天然水より、RO膜でろ過されたRO水の方が価格は大幅に安いです。

天然水は水源が遠く、採水設備が必要な場合もあるので価格が高くなります。その点RO水は天然水よりも水ボトル1本あたり800円ほど安いため、維持費節約にはオススメです。

また、水ボトルは1本12L入りが一般的ですが、中には12Lよりも少ない容量のボトルを提供しているウォーターサーバー会社もあります。容量が少ないボトルを利用すれば、結果的に水ボトルが無駄にならないので検討してみてもよいかもしれません。

浄水型ウォーターサーバーは水ボトル代がかからない

浄水型ウォーターサーバーは、水道水をサーバー本体に補給して使うタイプのウォーターサーバーです。内部にフィルターが装備されていてカルキが除去できるため、美味しくてきれいなお水を飲めます。

お水を補給するので水道代はかかりますが、水ボトルを注文しなくてもよいため維持費を抑えることが可能です。

キャンペーンを活用する

ウォーターサーバー会社では、お得なキャンペーンを期間限定で行っていることがあります。たとえば、ウォーターサーバーを設置する際の初期費用を無料にする、通常であれば月額でサーバー本体のレンタル料金はかかりますが、一定期間はサーバーレンタル料無料とするといった内容です。

レンタル代無料であれば維持費は抑えられます。各ウォーターサーバー会社のキャンペーンをチェックし、内容を比較してよりお得なところを選びましょう。

⇒ウォーターサーバーの導入で節約ができるのか解説した記事はこちら

（まとめ）ウォーターサーバーの維持費はいくら？節約は可能？