超軟水のミネラルウォーターの活用
ミネラルウォーターにはミネラルの含有量によって硬度が違うものがあります。
日本製ヨーロッパ製などによっても違いますし、メーカー、製品自体によってもさまざまです。
硬度によって味わいや合う使い方も違っており、どちらかというと硬度の高い硬水は癖のある味であることが多いようです。
癖の少ないものやミネラルを多く取りたくない人は、超軟水と呼ばれるものを使った方が良いでしょう。
ミネラルウォーターは料理などの毎日の生活にも使えるため体に合うことと続けやすいことが大切です。
超軟水の味わいと安心
超軟水のミネラルウォーターは入っているミネラル分が少ないため、ミネラルを摂りたくない人にも安心して飲むことができます。
水道水を飲むことに抵抗がある場合やおいしさを飲料水に求める場合でも、ミネラルがたくさん含まれていることに抵抗を覚える場合があります。
また、硬水の味わいが口に合わないなど、どちらかというと軟水に慣れた日本人にはきついこともあります。
超軟水のミネラルウォーターを活用しておいしい生活
ミネラルウォーターを選ぶコツは、味わいとミネラル分の関係を良く知ることから始まります。
おいしいと感じるミネラルウォーターは人それぞれ違いますが、調理などに使って食材がおいしくなる、本来の味わいを引き出すなどの効果は水のミネラル分の尺度である硬度に大きく関係しており、それによって選ぶことができます。
硬度の高さによって、超軟水から、軟水、硬水までありますが、それぞれに合う使い方、合わない使い方があります。
超軟水とはなにか
硬度の数値レベルは、カルシウムとマグネシウムの含有量によって計算で算出されます。
軟水と呼ばれているのは、国際的な機関である世界保健機関の出している「飲料水水質ガイドライン」では、アメリカ式の硬度計算式を使って目安にされており、硬度が60mg/L未満のものを軟水、120以上のものを硬水、その間のものを中硬水などと呼んでいます。
日本では通常、100以下であれば軟水として取り扱われています。
その計算によって、40未満のものを超軟水としていますが、それぞれのメーカーでは、より0に数値を近づけるような努力を行ったり、ピュアウォーターと呼ばれる純水を作ったりすることもあります。
硬度と味わい
超軟水を競って作り上げようとしているのには、理由があります。それは日本人が馴染んできた日本の水の味わいのためです。
日本の水は軟水に偏っており、多くの日本人は自然に軟水に慣れています。
一部沖縄などでは硬水が出ますが、現在の日本の水道水もほぼ軟水に近い数値に定められています。硬度によって味わいが変わるため、日本人には軟水が馴染みやすいのです。
また、軟水と一緒に発展してきた日本料理にももちろん、軟水が向いています。
妊婦さんや乳幼児には?
日本人向けの味わいという他に、ミネラル分をとりたくないという人のためにも超軟水はあります。ミネラル分は体の必要な成分ですが、持病がある人や、体の弱い人には分解するために臓器などに負担をかけることがあります。
妊婦さんや赤ちゃんにもミネラル分は注意が必要です。
粉ミルク作りのために純水や超軟水を特別に用意するおうちもあるようです。
超軟水を生活に取り入れる
超軟水は、調理や飲料水に活用することでいろいろな効果を期待できることがあります。
- 超軟水をおいしさに
超軟水は、香りや出汁のうま味を生かした繊細な風合いの日本料理に合っています。
お米ををふっくらと柔らかく炊き上げてくれます。
癖のない超軟水は、料理の味を邪魔しにくく、お茶の味わいも繊細に引き出してくれます。 - その他の活用法
ヨーロッパなどでは石鹸の泡立ちが悪いなどと良く耳にします。
さらに肌や髪が荒れてぱさぱさになったという話もあります。
これはあちらの水が硬水であることが原因と考えられます。
反対に軟水は、石鹸の泡立ちも良く、肌馴染みの良いので、角質除去や肌を整えるのにも役立ちます。
洗顔にふんだんに使うのはちょっと贅沢ですが、ローション代わりに塗る人もいます。
ミネラルウォーター選びは硬度も大切
ミネラルウォーターを選ぶ際には、いろいろなものを試しておいしさ、飲みやすさで選ぶという人が多く見られますが、好みはもちろんのこと、その成分との相性で選ぶことも大切です。
ミネラルウォーターの成分の中には、体調によって合わないものが含まれていることもあり、おいしさだけで選ぶことができない場合もあるためです。
また、軟水、硬水、超軟水と、硬度によって適した使い方もあるため、相性の良い使い方にも注目したほうが良さそうです。
体に良く安心して使えるものを
ミネラル分の少ない超軟水は、通常のミネラルウォーターよりも癖がなく健康にも美容にも良いということです。
体の健康状態にかかわらず使うことができるため、家族みんなで楽しめます。